VWは夏に発売!

先端技術は日本車の独壇場だった。環境対応分野に限って言えば1970年代のマスキー法以後、1997年のプリウスに至るまで「世界を圧倒していた」と言っても良かろう。ディーゼルエンジンの歴史を変えるBIN5対応(ガソリンと同じ排気ガス規制、という意味で)も、いち早く手を挙げたのがホンダ。2006年に「2008年秋の発売を予定」と発表しており、そろそろスペックなど出てきておかしくない。しかし、どうやら最終的な耐久性確認が遅れているらしく、年内の発売すら厳しくなってきた模様。というか、本来ならこの手の情報をキチンと出すホンダが沈黙してしまったことを考えると、相当遅れているのかもしれない。一方、ホンダと戦陣争いをしていたVWは順調に開発プログラムを進めているようだ。VWの関係者から「プレスリリースを出しましたので御覧下さい」というメールが届いのでチェックしてみたら、何と! 夏にアメリカで発売するという。VWも遅れているというウワサを聞いていたんだけれど……。三味線だったのか? そうそう。日産はBIN5と同等のクリーン度を持つ日本の『ポスト新長期』をクリアするXトレイルを予定通り今秋に発売するという姿勢を崩していない。こうなればVWより1日でも早く「世界初のクリーンディーゼル」を市販して欲しいものです。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ