11月から居酒屋の帰りに自転車乗ったらクルマと同じ50万円以下の罰金。居酒屋さんも同罪に!

原付と自転車についていろんな動きが出てきた。まず自転車。自転車の『酒気帯び運転』は現在脱法行為ながら罰則無しである。ちなみにまっすぐ歩けないなど泥酔状態だと『酒酔い運転』になり現行法でも罰則ある。まぁ酒酔い運転レベルの泥酔だと自転車にゃ乗れないです。したがって居酒屋の帰りに捕まっても「飲んだら運転できませんよ。押して帰って」です。

警官が見えなくなったら乗って帰っちゃう? 11月1日から罰則の対象外だった自転車での酒気帯び運転は3年以下の懲役/または50万円以下の罰金が科されることになる。具体的に書くと、自転車に乗っている状況を警察官に現認され(当然ながら動画も撮るだろう)、クルマと同じアルコール呼気検査をされ、0.15mg以上出たら酒気帯び運転になってしまう。

クルマの場合、初犯で20~30万円の罰金。自転車だと10万円くらいか(何の根拠も無し)。こうなると困るのが日本全国5千万軒の居酒屋さんだ。自転車で来ている客は大幅に減ることだろう。クルマの場合、飲ませた方も同罪になる。自転車で来ている人に酒を提供し、乗って帰って捕まったら(押して帰れば歩行者扱いの為OK)罰金になるからご注意を。

CB50JX メーター読みで105km/hでました

もう一つ。来年4月から125cc以下で、なおかつ5.44馬力(4kW)までのエンジンなら原付一種という扱いになることが決まったようだ。考えてみれば1980年代の50ccは7.2馬力もあった。RZ50なんか2ストだったので速いのなんの! CB50乗りだった私は、アメリカ大陸横断時に90km/hで巡航しましたから。5.44馬力と言えば50ccの2ストスクーター級だ。

気になるのは2点。まず「いくらいになるのか?」。125ccベースだと40万円を超えそう。50ccの後継ということなら、110ccエンジンが適当だと思う。カブ50ccは24万7500円。同じボディを使う110ccで30万2500円。一回り大きい車体の125ccだと45万1000円。110ccをベースとし、28万円くらいが適正か? そうそう。最高速30km/h。2人乗り禁止は今まで通り。

興味深いのが「電気バイクどうなる?」。今は原付一種だと0.6kW縛り。エンジン車が4kWになるなら、電動車だって同じにしなければ不公平だ。0.6kWだと登り坂でガックリ速度落ちるなど使いものにならないけれど、4kWのモーター積めばエンジン車以上に走る。価格だってエンジン車より安くなる可能性大。原付一種は電動化するかもしれません。

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6 Responses to “11月から居酒屋の帰りに自転車乗ったらクルマと同じ50万円以下の罰金。居酒屋さんも同罪に!”

  1. akio より:

    別に自転車の飲酒運転なんて罰則設けなくてよいから
    飲酒していた場合とか、明らかな法令違反(逆走とかスマホ運転、ヘッドフォン)に車と事故した場合の過失割合を法律でキッチリ決めてもらえば良いと思う。
    現状だと、かなり自転車が優遇されている。
    交通事故損害額算定基準や裁判の判例を見ても法律に記載が無いために過去の判例(弱者救済)が適用されている。
    自転車の飲酒運転で他人が被害を受けたニュースなんてほとんど聞かないですよね。
    単なる警察の小遣い稼ぎかと思います。
    あと、ペダルを漕がないタイプの電動自転車(キックスケータやタイヤの太いかっこつけ自転車)なんて、原付だと思うのですが。あんなのが我が物顔で歩道と車道を自分に都合の良い解釈で走るのをみているとイライラする。
    あとひとつ、自転車は車道を走る時は、乗ったまま車の信号に従い横断歩道を渡るの良いですが、歩行者信号で横断歩道を渡るときは、降りるか、歩く速度以下での通行を義務化してほしい。
    右左折で猛スピード歩行者信号点滅しているのに渡ってくる輩(大抵へんな自転車)がいてイライラする。

  2. アミーゴ5号リボーン より:

    建前上も安全上も、自転車に規制や罰則をかけるのは良いと思います。

    でもそこまでするなら、自転車を車道に出したのだから、事前の教育なり指導なり登録なり保険なりを、もっと徹底するべき。

    今の世の中、「ご都合主義の後出しジャンケン」ばかり。

    これほど、イラつくものはありません。

  3. 飲んだら乗るな、乗るなら飲むな より:

    CB50JX、懐かしいなあ。
    乗っていました。
    スピードメーターはフルスケール90km/hだったので、105km/hは伴走車か何かで測ったのでしょうか。
    現在と違って交通量も少なくて規制も緩やかでノーヘルOKの時代でしたので、当に自転車感覚で気軽に乗っていました。
    7.2ps水冷のMBX、RZ、RGΓなどが出る前の、6.3ps空冷時代RG、TS、RD、MRなどの2stに負けない位良く走りましたし、5速30km/hでトコトコ走る事も出来る、
    その上燃費も60km/ℓ越えは当たり前の本当に良く出来たオートバイでしたね。

  4. 川口太郎 より:

    酷いですね!
    自転車の酔っ払いは簡単に検挙できそう、だからヤル気になった。
    クルマの盗難や違法電動チャリは追いかけるのが面倒だからヤル気無し。
    点数が楽に稼げる犯罪しか相手にしない。あからさま過ぎる。

    警察はクルマの盗難事件の逮捕にヤル気も予算も人員も無いのなら
    駐車監視員みたいに民間組織に丸投げしたら良いのに。
    その民間業者が捜索や逮捕の様子をyoutubeで流したりしたら
    盗難グループへの抑止力にも広告収入で小銭稼ぎも出来て一石二鳥。
    警察も天下り先が出来て一石三鳥なのでは?

  5. トヨタ車ユーザー より:

    最高速30㎞/hはかえって危ないので45km/hくらいにしてほしい気がします。そして125㏄の大きいボディベースを使って安定性が確保できて60km/hまで出せるならちょっとお金を払ってもいいかも。でもまあ近所のおばちゃんでも30㎞/hを守っている人いないしメータは60km/hまであるから。。。

    話がズレちゃうかもしれませんが、ミニカーももう少しパワーアップを許してくれて、電動クーラーでも乗せられれば一番いいコミューターになると思うんですが、どうでしょう。
    コムスが残ってC+podが先に絶版になるんだから、小型の乗り物として超小型モビリティは盛りすぎだったんじゃないかと思います。

  6. chosan より:

    写真のCB50は機
    械式から油圧ブレーキに変更されたCB50Sですね。
    僕もかつて乗っていたので懐かしいです

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