やっと自転車の正しい乗り方が普及する

今まで自転車は好き勝手だった。交通法規を守らなくても捕まることなど無く、歩行者と接触したって逃げ得。一時停止を無視して自動車と衝突すれば、突如交通弱者になってしまい、被害者扱いだ。違法とされる飲酒運転だって現実的に咎め無し。これほど自転車が優遇されている国は世界中探しても存在しなかったほど。

それが突如国際水準になる。といっても内容は取り締まりの対象になる違反は以下の通り。いずれも社会的に考えれば当たり前のこと。大人なら教えて貰うような内容でなく、子供も小中高校で1時間程度の授業を行えば十分理解出来ることだろう。繰り返しになるけれど、今まで黙認されてきた方が不思議なほど。

1.信号無視
2.通行禁止違反
3.歩行者専用道での徐行違反等
4.通行区分違反
5.路側帯の歩行者妨害
6.遮断機が下りた踏み切りへの進入
7.交差点での優先道路通行車妨害等
8.交差点での右折車妨害等
9.環状交差点での安全進行義務違反等
10.一時停止違反
11.歩道での歩行者妨害
12.ブレーキのない自転車運転
13.酒酔い運転
14.安全運転義務違反

問題はまだ明確にされていない具体的な取り締まり方法だ。自動車の場合、免許証の所持が義務づけられているし、もっと言えば免許証を持っていれば住所や誕生日などから個人情報から本人を特定可能。クルマも車検証を車内に常備しておかなければならない。本人確認の方法は複数ある。

免許証の無い自転車で誰何する際、どうやって本人確認をするのだろうか。どこかで入手した他人の住所氏名をスラスラ言ったらその人になりすませてしまう可能性大。本人を確認出来る公的なIDを持っていなければ(写真の無いビデオレンタルなどの会員カードは不確実)本当に難しい。おそらく証明できなければ署まで行くことになる。

Yahooニュースでも書いたけれど、賠償保険と個人IDの所持、自転車のナンバー義務づけは、間違いなく必要になっていくことだろう。自動車側は、オートックワンで紹介した通りドライブレコーダーが必須装備になる。ただこれで自転車の傍若無人な走行は大幅に減ると思う。少しは安心してクルマに乗れるか?

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