110ccバイク、普通免許で乗れるようになると、電動化がイッキに進むと予想!

普通免許で110cc程度のバイクの乗れる動きが本格化してきた。この件、6年くらい前から見えていたこと。厳しい排気ガス規制が決まり、50ccという排気量じゃ触媒の暖気などの点でコスト&物理的に不可能(大きなバッテリー積んで暖めるなどすればできますが)。加えて50ccなんて排気量、日本でしか売れないから開発したってスンゴク高いものになってしまう。

世界の標準である110cc程度の排気量なら比較的短い時間で触媒も活性化する。世界中で販売されている排気量ということもあり、対策だってしやすい。そもそも海外から並行輸入することで、日本のヤヤこしい規制はクリアしないで済む。具体的には排気量じゃなく最高出力に制限を掛けるということ。その上で今の原付と同じく65km/hリミッターを導入すればいい。

車体サイズは原付と同じモデルが大半なので取り回しの問題も無し。何より自動車工業界までこの動きに入っていると言うし、最高出力は5.44馬力という具体的な数字まで出ているから施行はほぼ確実だと思う。こうなると急に面白くなってくるのが電動バイクだ。現在原付バイクのモーター出力は0.82馬力/0.6kWまでしか認められていない。この出力だと人間並(ペダル漕ぐパワー)。

このままだと海外メーカーに市場を奪われる

街中走っていると加速悪いしスピード出ないし坂道になると止まりそうで恐ろしい。5.44馬力(4kW)になれば今の原付バイクと同じくらいの動力性能になるだろう。こうなるとエンジンで走ってる場合じゃなくなる。当然ながら電動バイクになると思う。リン酸鉄リチウム電池を2kWhくらい搭載してやれば50kmくらい走れてしまう。充電も100Vで1時間すればフルになる。

充放電回数を4千回とすると寿命20万kmで全く問題無し。リン酸鉄リチウム電池、2kWhくらいなら6万円以下のコスト。車体を含めて現在の50ccと同等の20万円なんか余裕だと思う。そしてこの市場こそホンダが参入しなければならない。ベトナムも遠からずバイクの電動化が始まるだろう。そこに今と同じくらいの価格で魅力的なバイクを出す必要あります。

 

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5 Responses to “110ccバイク、普通免許で乗れるようになると、電動化がイッキに進むと予想!”

  1. 自動車関連税制度も含めて、
    そのあたりをトータルでリ・デザインする必要が
    あると思います。
    ガソリンエンジンじゃないからガソリンら税が
    取れないとか、排気量の概念がないから
    規格が曖昧だとか、
    あと、ついでて言うと「3輪車」の扱いが
    よくわからない問題とか。
    「ミニカー」や「軽自動車」の定義も再整理する
    必要があるように思う。
    具体的には例えば125cc/10馬力以下をミニカー/小型特殊
    330cc/30馬力以下を軽、それを超えたら普通車(小型)
    と言うかたちにすればいい。
    明らかに意味の軽自動車は小型自動車のくくりだ。
    あと、そもそもエンジンが小さく、そのために排気ガスも少ない
    バイクやスクーターにガッツリとした排ガス規制をかけるのも意味あるのかという問題もあると思う。
    政治屋や官僚達が私利私欲ばかりで、車社会をどうするという
    ビジョンがないことがすべてを悪くしている。
    そもそも普段運転しない、車/バイクを触らない人が
    勝手に机上空論で決めているということそのものがナンセンス。
    トヨタ社長みたいな人が人が陣頭指揮取らないとだめだとつくづく思う。

  2. ナンケイ より:

    既存の小型自動二輪・原付二種との棲み分けはどうなるんだろう?と思いましたが、現状の原付二種クラスがおおざっぱに言うと8ps前後ということを考えると、既存の原付二種はそのままで、110cc相当でも5.44psまでデチューンしたものが新・原付一種で白ナンバーというような感じでしょうか。

  3. fd3s より:

    私も昔は50CCのメッキゴリラに乗っていた頃がありましたが・・。

    ゴリラには、本格的なクラッチやミッションが付いていて普通免許しか持たない私が二輪の魅力を体験できる楽しいバイクでしたよ。

    その後、バイクの免許を取ると言ったら家族全員に反対され断念したのですが・・。

    お尻に心地よい振動を感じながら、全身に風を受けて走る快感には捨てがたい魅力がありましたよ。

    よって、普通免許でも乗れるバイクの販売を切に願うひとりですよ。

  4. SE3P より:

    お祭好きの電氣屋<<
    排気量が小さくパワートルクが無い分、無理に出そうとぶん回わしパワーやトルク得ようとするとより大きな
    適正排気量より燃費が悪くなり逆効果なので軽自動車排気量はむしろ燃費や環境面で逆効果です
    最も省燃費低燃費な理想的な適正排気量は単気筒辺り500ccと言われており当てはめると
    直列3気筒の場合1,500cc
    直列4気筒で2,000cc
    6気筒で中排気量3,000cc
    12気筒で大きい6,000cc
    となります。
    ヨーロッパの軽自動車に当たるAセグメントコンパクトの
    BMW MINI 3DOORが2,000ccなので
    MINIと競合す(タメ張)るには
    軽自動車はMINIと同じ2,000ccで全幅も同じ位に拡幅するべきと思います。
    ソレらを考慮し原付きに戻すと
    ハッキリ言って125ccでも単気筒には役不足な気がしてギリだと思うので
    今までの50ccが相当横暴で無茶苦茶だと思います。

    • 本来け「軽自動車」は今で言う「ミニカー」
      つまりピザ屋バイクに毛が生えたようなものを
      想定した規格だったはずです。
      それが今やコンパクトリッターカーと遜色なくなっている。
      それならば660ccの軽は「小型自動車」の枠に
      一体化するべきなんじゃないのかということです。
      逆に軽の規格が小さくなることで、本来の意味での
      軽自動車となり、小型電動モビリティーの規格にマッチする。
      そういうデザインなのです。
      もちろん税制などもガラッと変えるのですから、
      きちんとした議論が必要です。
      それも含めて「リ・デザイン」しないとだめという理論なのです。

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