2025年最後の試乗車はボルボEX30のLFP仕様でした。補助金さえテスラ並に出ればガッツリ売れると思う
ここ数年、広報車を独自に借りて乗ることはほとんどなくなりましたが、たまに「乗ってください」と言われる。今年最後の試乗車はボルボEX30に追加されたLFP電池モデル(479万円)でした。カタログ航続距離で390km。EVデータバンクによれば欧州の実用モードだと275kmといったイメージ。日本の交通状況なら300kmを少し下回るくらいの実用航続距離を考えればOK。
セカンドカーとして考えてるのなら何ら問題なし。東京都内だと平均速度20km/hくらいだから、15時間走れる。しかもLFPなので電池寿命は無限に近い。クルマの仕上がりは欧州車だけあって文句なし! 全てが自然。後輪駆動ながら最高出力272馬力あって積極的に「速いですね!」と思う。ボディサイズも4235mm×1835mmと東京都内での日常使いにピッタリである。
何より安全性が素晴らしい! ADAS性能は世界最先端と言って良かろう。最新のボルボに乗っていれば、常識的に走っている限り事故を起こすことは考えなくて良いと思うほど。全ての”危険”に対しコーションを出してくれるか自動で止まってくれるか、だ。事故に巻き込まれた時のサバイバル性能も高いと思う(残念ながら体験したことないです)。
操作系はパワーウインドゥを除き物理スイッチがほとんど無い。運転中には温度調節すらできないと考えて良いだろう。ただ音声入力を使えば”ほぼ”問題なし。EX30を買って「何も出来ないじゃん!」と思ったら、まず音声入力をマスターしたらいい。私のシーライオン7も最近は基本的に音声入力だ。真正面にスピードメーターくらい付けて欲しいですけど。
唯一の「なんでやねん!」が補助金。2025年度補正予算だと、同じ中国工場製のテスラは127万円出るのにEX30だと36万円しか出ない。これ、どう考えたっておかしいでしょ! スウェーデン政府は日本にクレームするべきだと思う。私だって127万円補助金出たらEX30を真剣に考えますよ。なんたって安全性は世界一! 加えて燃えないLFPなのだから文句なし!
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