4ドアセダン、街中でほとんど見かけなくなりましたね! もはや絶滅危惧種になってしまった

ここにきて4ドアセダンを街中で見かけなくなった。改めて今朝、家の前の通るクルマをチェックすると、驚くほどのレアキャラになっていた。強いて言えば輸入車とタクシー車両くらいのもの。改めて現在販売している4ドアセダンをリストアップしてみたら、何と6車種しかない! カローラ・アクシオ。カローラ。クラウン。アコード。スカイライン。マツダ3だけです。

このうちマツダ3は次期型を開発していないし、アクシオも10月で絶版になることが決まっている。スカイラインだって4ドアセダンになるか不明。もはや日本勢にとっちゃ特殊車両といった位置づけ。それなら輸入車は、となると、これまた絶滅危惧種でした! メルセデスとBMW、アウディを除けばセダンがラインアップから消えてしまった。なぜか?

フェスティバセダン

かつて我が国は度を超したセダン好きだった。ヴィッツにトランク付けたプラッツや、フェスティバセダン、シャレードソシアルなんてモデルもありましたね。1980年代の売れ行きTOP20を見ると、上位は4ドアセダンか2ドアクーペ。3ドアHB。今や全て絶滅危惧種になってしまっている。考えてみたら実用性よりステータスでクルマ選びをしていたということ。

シャレードソシアル

今後どうなる? クルマのサイズは大きくなる傾向。ホイールベースだって長くなる。電気自動車の時代になると、もはやリアオーバーハングが長い割にキャビンスペース狭いセダンボディなど考えにくい。大型車はメルセデスEQSやテスラ・モデルSのようなCD値の良いファストバック・セダンになると思う。下の東風汽車・星海S7のCD値は何と0.191! EQSの0.2を凌ぐ。

ボディサイズは4935mm×1915mm×1495mm

空力と実用性のバランスを考えると、CD=0.25の3代目プリウスや次期型リーフのようなボディ形状になる? ただクルマ好きとしちゃ少しばかり物足りない。みんな同じようなカタチになったらツマらんです。まぁ飛行機のように同じシルエットながら違いも出せるかも。第2次世界大戦時の戦闘機のように機能を追求しつつもオリジナリティ出せたらいいな、と思う。

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4 Responses to “4ドアセダン、街中でほとんど見かけなくなりましたね! もはや絶滅危惧種になってしまった”

  1. サイクリング爺 より:

    先日、北東北を旅したら、まだまだセダン天国でした。クラウンやカローラはもちろん、アクシオやプレミオ、センチュリー(旧)もまだまだ健在です。スカイラインやシーマ!、マツダ6もけっこう走っています。タクシーもJPNではなく、セダンが主流です。

    さらに、保存状態の良い先々代クラウンや旧マークⅡ3兄弟とか、日産、三菱やホンダの各種旧型セダンも、おお元気か!と声を掛けたくなるほど走っていました。

    「いつかは黒のアルファード」の都会とは違う好みがあると感じました。国沢さんも、ぜひ北東北を訪ねてみてください。練馬とはだいぶ状況が違います。楽しいですよ。

  2. アクシオム より:

    セダン絶滅・・・それはそのままそのようですね。
    居残っている中でまともにセダンスタイルと言えるのは、センチュリーの旧い方とV37スカイラインですかね。
    SUVで車高の高くて腰をかがめずに乗り降りできることを覚えると、その方が楽ですね。
    セダンみたいに車高が低くて、Aピラーが寝ていると腰をかがめて運悪くAピラーに頭をぶつけることになれば、やっぱり敬遠しますよ。しかも後席だって、リアウィンドウの角度が寝ていて、ルーフ後端が乗り込む際に頭の位置よりも前側だったらこれまたかがんで乗らないといけない。
    高齢者と背の高い若者にとっては、苦痛な乗り物なんでしょうね。

    それにしてもセンチュリーってセダンとSUVがありますが、どうしてそれぞれのボディスタイルごとにセダンとSUVという呼び名をしないのか?SUVのことを新しい方のセンチュリーって言わないといけないのか?摩訶不思議です。

  3. しん より:

    実用性と走る楽しさの両方を欲張ったのが4ドアセダンだったのでしょうが、楽しさの部分は時代に合わなくなったのでは?
    移動と運搬が目的ならでっかい箱のほうが優れているのは間違いなさそう。

  4. ダイ より:

    WRX S4をお忘れですよ!

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