735万円のMIRAI、不人気車となった結果、3年経たず242万円。トヨタも国に欺されましたね

ジャパンモビリティショーで水素から作った電気使いコンサートをやるという。クルマを走らせるための水素なんだろうけれど、国は全くヤル気を見せない。初代MIRAIを2015年に買った時から8年経過。少なくとも東京都内の水素ステーションについちゃ増えるにほど遠く、むしろ使い勝手は悪くなっている。昨日も近所の高井戸ステーション休業中。高いので使わないですけど。

水素ステーションあれば100%実用的です

高いと言えば水素価格もデタラメになってきた。普及のため、しばらくは2500cc級ハイブリッド車くらいの燃料コストにすると決めたのに(1kgあたり1210円。これで100kmくらい走れる)、エネオスなんか突如1650円に値上げ。こうなるとユーザーからすれば何のメリットも無し。クラウンセダンは燃料電池とハイブリッドをラインナップするが、もはや勝負見えてます。

電気自動車よりずっと便利

乗れば良いクルマです。本日も練馬から茨城県の筑波サーキットまで往復したのだけれど、乗り心地良いし静かで滑らか。満充填すると550km走れる。航続距離的には満足ながら、いかんせん入れる場所無し! 勝手に値上げしたエネオスは20分くらいの場所にあるが、休業や点検中多く、電話してからいかないと使いモノにならない。いつも入れるのは安定して営業してる台場です。

4年内に手放すと補助金も年割りで返却

筑波サーキットまで往復すると残り3分の2。箱根とか御殿場往復は厳しい。御殿場には水素ステーションあるが、デイタイムしかやってないし点検中になったら「オーマイガッ!」。そんなことから台場に用事があるときに満充填するのだけれど、それまで使いモノにならない。ほとんど乗らないため手放そうかと思いダイハツのAI査定したら241万円とな! 735万円のクルマです。

最後の希望

先日見た新しいフロントバンパーが出てくれば(ヘッドライトやボンネット、フェンダーは共通)カッコ良いので少しは乗りたくなるかもしれないけれど、いつになるか解らない状況。おそらく乗用車としての燃料電池は関東圏だと10年は使いモノにならないと思う。トヨタは頑張ったけれど国があまりに情けなかった。今回は国を信じた結果の人柱になりそう。

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6 Responses to “735万円のMIRAI、不人気車となった結果、3年経たず242万円。トヨタも国に欺されましたね”

  1. kyamaga1330 より:

    日本の政府は「脱炭素化」を掲げてますが、デジタルと同じで、本気度は薄いですね。
    半導体を見ても分かるけど今更躍起なってもね~
    政府はお金は出して口は出さないことが肝心です。水素はほんとにどうしたんですかね?

  2. トヨタ車ユーザー より:

    地方の水素ステーションは、GSの系列がやっているほかに、民間の運送会社が補助金をもらって開放してステーションを運営しているパターンがあります。
    もちろん、配送用のトラックにFCVがあります。
    むかし、LPガススタンドを数社で運営しつつタクシーを回していましたが、FCについては個人ベースより業務上のゼロエミッション/カーボンフリーのほうが相性がいい気がします。
    MIRAIのユニットはいくつか詰んでトラックにもされていますし、BMWとも連携しています。
    あとは、プラグインのFCVがあればと思うのですが、ベンツは早々に引っ込めてしまった。これがあればガス欠を恐れることなくFCVを買えるのにと思います。何でトヨタはやってくれないのでしょう。

  3. ナンケイ より:

    もちろんインフラは国がなんとかしてほしいという思いはありつつも、トヨタはこれまでの困難を国に頼らず乗り越えてきたことを思うと、トヨタ自動車本体ではいかんともしがたくとも、グループの豊田通商を使ってなんとかできなかったものだろうか、とも思ったりします。
    さすがに別会社だから単独で採算性がないと厳しいのでしょうか。

  4. ハヤミ より:

    政府はクリーンカー(BEV、水素燃料車)の普及に何もしてくれないですね。自分の行動範囲では充電ステーションが減っている(ただ、コンビニ、道の駅などは一機だけは増えている)。30分充電して100kmしか走れないと心細くて遠出ができない。
    それにしては最近のハイブリッドの燃費がすごく向上している。
    ところで、自分が購入したRAV4PHV、同じダイハツAIで査定をしたら316万円也、購入時は550万円したのに値落ちが大きい。まあ、リセールバリューを考えたら購入できない車でした。良い車なので長く付き合うつもりです。

  5. はらだ より:

    この国は、ぼんくら国だから期待したってダメだと自動車メーカーも分かっているんでしょうね、国内の施策みて一般人が思うんですもん。
    世界的にみたら、電気車じゃ太刀打ちできなくなりそうな気配なので、勝つ可能性考えたらFCVでしょう。
    でも、水素インフラ考えるのが先、地域ごとに太陽光風力地熱と、利便性の度合いが違うから、民間と県と大学工学部の連携みたいなのを模索したらどうなんでしょう?
    風力より太陽光の方が直流なので水素作るのには相性良いんでしょうけれど、群馬に住んでると、「風がもったいねぇ~」って思うんです。これで電気が出来たら風下の畑は風が少なくなって都合良くて、蓄電にもなる、一石三鳥なのに。。。っと?
    水素作るのと圧縮といろいろ難題はあるんでしょうけれど、FCVと水素インフラを抱き合わせで輸出できたら、大喜びの国は多いでしょうに。

  6. 天秤君 より:

    ダイハツAI。少し低すぎと思う査定。2018年型、5万5千キロのアウトランダーPHEVの昨年2022年9月の売却価格が330万でした。
    ダイハツAIで、2019年型、5万5千キロ、アウトランダーPHEVで、入力すると170万位でした。いくら何でも違いすぎるかと。確かに去年は中古車バブルだったのでその影響かもしれませんが、最近ディーラーと買い取り店の差が大きい場合が多いようです。買い取り店で330万のアウトランダーPHEV、ディーラーの査定は210万でしたから。

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