ANA、非常口席の床下に荷物置いて良い規定は止めてほしい。緊急脱出時に危険です

2日は羽田空港16時10分くらいに離陸したANA機で八丈島へ飛んだ。雲高も高く見通しは良かった。事故が起きたC滑走路を左手に見ながらタキシング。埋め立てたD滑走路から離陸したのだけれど、機内で気になることが。普通のエアラインは非常口席の床下に荷物を置いちゃいけないことになっているのだけれど、ANAは下の写真の通りOKらしい。

非常口席の15列に座っている人の前を何度かキャビンアテンダントが通り過ぎたけれど、注意しなかったのだった。離陸までに対応するのかな、と思ったがそのまんま。ということでANAは荷物置いて問題ないということらしい。ただ非常口は緊急脱出の時に重要。羽田で事故に遭遇したJAL機の乗客全員が脱出できたのは、スムースだったからだ。

JAL機、脱出に使えたシュートは前と後方。写真の通り真ん中は開いていない。1度キャビンアテンダントの訓練を見たけれど、ホンキで声を出す文字通りの特訓でした! 今回も的確な誘導があったことだろう。大いにほめ称えたいと思う。ただエアラインが「非常口シートの床下に荷物置いて良い」と決めたら、キャビンアテンダントは対応出来ない。

また、飛行機に乗るとすぐ靴を脱ぐ人も少なくない。年末に乗った便、離陸前なのに窓側席は2人とも靴脱いだ。事故は離陸時の3分と着陸時の7分に集中する。短い時間我慢すればいいんだから、履いておくことを強くすすめたい。じゃないと破片散った滑走路や、燃えている場所を裸足で逃げることになります。これから飛行機に乗るならぜひ対応して頂きたく。

JAL機の事故原因だけれど、離着陸する機は管制でコントロールされている。基本的に着陸する側が優先。海上保安庁のDHC-8は離陸距離短いため、途中から滑走路に入った。管制の指示が伝わらなかったか、管制の指示ミスとということになる。というか、それ以外、考えられない。ただ入るとき、着陸しようとしているA350の着陸灯は見えなかったのだろうか?

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3 Responses to “ANA、非常口席の床下に荷物置いて良い規定は止めてほしい。緊急脱出時に危険です”

  1. AKIO より:

    非常口足元の荷物は、是非ANAに問い合わせいただきたい。
    これは非常に危険だと思います。
    国沢様の許可があればこの写真と動画をANAへ私からも提出して問い合わせさせてください。

  2. AKIO より:

    先程投稿した荷物の件ですが
    急を要すると考えたので
    国沢様のBlogページの写真(公開されている写真は商用目的でなければ2次転載可能と考えました。)
    をANAのお客様窓口(ANAマイレージクラブの会員専用窓口)から問い合わせしてみました。
    1週間くらいしたら回答がくるかと思います。

  3. ひらと より:

    今、ANA機に乗り込んだところですが、CAのアナウンスで非常口座席の前に荷物置けないので上の物入れに、と言ってました。B737-800機です。

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