BYDのATTO3は厳しい戦いになるだろうが、次のドルフィンは売れる予感しかしない!
昨日も書いた通りBYDの『ATTO3』は電動サンルーフやフルスペックのADASを標準装備するなど魅力たっぷりな価格を付けてきたけれど、補助金使って355万円という価格帯、やはりブランドイメージが重要になってくる。魅力的な日本車だってズラリと揃う。ATTO3は良いクルマだと思うが、ダメだった時に諦められるような価格帯じゃありません。苦戦必至!
しかし! ATTO3より小さいBセグに属す『ドルフィン』は売れる予感しかしないのだった。中国などでの価格差を考えると、おそらく300万円は切ってくることだろう。ATTO3ほどの豪華な装備をテンコ盛りしなければ280万円も多いにあり得ると考えます。するどどうよ! 電気を取り出せれば白ナンバーに付き補助金85万円。これだけで195万円で200万円を切る!
東京都ならさらに45万円の補助金出て150万円だって! いや太陽光発電も同時に導入すると補助金が75万円に増額。120万円で買えてしまう。これだけ安くなれば実用性が出てくる! しかも電池容量44.9kWhだから実用航続距離300km近いと思う。リン酸鉄リチウム電池のため、寿命は無制限に近い。マイクロスマートグリッドとしても気軽に使える。凄い!
脅威なのは、売れれば売れるほど生産出来ること。以前も書いた通り中国には半導体不足や部品不足など無い。中国政府にしたって外貨を稼いでくれる産業に対し最大限のバックアップをしてくれる(足を引っ張るだけの日本と違う)。日本政府はアメリカと違い中国車の輸入制限をしたり補助金の対象外にすることも出来ないだろう。ドルフィン安かったら買うしか無いと思う。
<おすすめ記事>
https://jp.reuters.com/article/usa-solar-tariffs-idJPKBN2SP059
中国製太陽電池関税逃れか、東南ア経由と米指摘 BYD部門など(ロイター)
私の予想する最悪の展開。何の根拠も有りません。
日本→120万でも中国車なんか絶対に買わないぞ!そうだ補助金有ればSAKURAの安い方が150万くらいで買える!SAKURAバカ売れで日本はEVは軽自動車以外売れなくなる。
トヨタ→海外ではBYDのEVをOEM販売すれば良いんじゃね?日本政府は助けてくれないし。
他国産メーカー→おっしゃるとうりです。
マツダ→どうしようEV否定ばかりしてきたからどこも助けてくれないし、ブラックサタンの言いなりになってラージクラスなんか作ったから会社が傾く。もうディーゼルも海外では売れないし。そうだラージクラスをアメリカ向けに大排気量のガソリンエンジン積んで売ろう!案外成功するかも?
当然他のメーカーも軽自動車のEVばかり作ってまさにガラパゴスになったとさ。
EU→無理やりEVしか売れないようにしてトヨタのハイブリッドを締め出してやったぜ!これで車メーカーは安泰だ。
現実→庶民にとって御三家のEVは高すぎる!ボッタクリばかりしやがって!そうだ中国車を買おう!中国車しか売れなくなり御三家壊滅。ついに経済まで乗っ取られてEUは中国EU自治区となったとさ。
アメリカ→中国に覇権とられるならEVなんか無くしてやる!アメ車といえば大排気量ガソリン車だ!まあ自国内で完結出来るから今と変わらないか?
まさかここまで酷いことにはならないでしょうけど笑い話で済めば良いんだけど。
独自動車メーカー、中国事業は「いばらの道」 – WSJ
•EVの台頭で世界最大の自動車市場の秩序が崩れている
By Stephen Wilmot
2022 年 11 月 30 日
https://jp.wsj.com/articles/car-makers-face-bumpier-road-in-china-11669779043
ドルフィンは、ATTO3より小さいけど幅は結構あったような。背も高い。
BYDのバッテリーバスを持つ交通会社がタクシー部門を持っていたら、導入するかもしれませんな。あれ、B6とかもうすでに入っているでしたっけ?
ドルフィンは単純にカッコ悪いから、どれだけ安くても個人向けは売れない気がします…。
法人需要ならカッコなんてどうでも良いので売れるかも、ですが。
ATTO3の方が、見た目もそこそこ良くてお手頃価格な気がするんですけどねぇ。