bZ4Xのマイナーチェンジモデル、出たばかりの新型リーフを圧倒する装備&性能ながら実質的に100万円安かった!

マイナーチェンジしたbZ4Xは航続距離746kmのフル装備モデルで550万円! 航続距離702kmを売りにする新型リーフ、bZ4Xより装備で劣るのに599万9400円! デビューしたばかりの新型リーフながら、イキナリ叩かれましたね! 奇しくも車重全く同じ1880kg。最高出力はbZ4Xが227馬力で新型リーフ218馬力。ボディサイズはbZ4Xが全長4690mm×全幅1860mmの新型リーフ4360mm×1810mm。

電気自動車の価格に決定的な影響力を与える電池容量はbZ4Xの74.7kWhに対し新型リーフ70kWh。装備内容も全般的にbZ4X優勢。シートベンチレーションはbZ4Xのみ付く。液晶画面だってbZ4Xの14インチに対し新型リーフ12.3インチで物足りない。200V充電ケーブルは新型リーフだと8万円で買わなければならないが、bZ4Xであれば標準。スペックや装備を考えると実質的には新型リーフ100万円高い。

デビューしたばかりの新型リーフ、イッキに商品力を失ってしまった。というか新型リーフのスペックを見て試乗もして「何か物足りないですね!」と感じた理由は、2025年秋にデビューする電気自動車として考えると進化代が足りなかったからだと思った次第。新型リーフ、100万円安いくらいじゃないと勝負にならない。200V充電ケーブルのオプションも超ショッぱくて残念でならない。

それにしてもbZ4X、ずいぶん頑張りましたね! 興味深いのは90万円の電気自動車補助金を使うと390万円になるエントリーモデル(東京都で太陽光発電導入済みの人なら補助金85万円上乗せ。305万円ならお買い得感大きい!)。電池容量を57.7kWhに減らしながら、電費を25%カイゼンしたため航続距離はマイナー前の71.4kWh電池仕様と変わらない544kmを確保出来ている。

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10 Responses to “bZ4Xのマイナーチェンジモデル、出たばかりの新型リーフを圧倒する装備&性能ながら実質的に100万円安かった!”

  1. nbkt より:

    そうなんです!
    2022年に謎の100万円値上げをしているLEAF、
    今回の新型LEAFも全グレード100万円安ければ魅力的で飛び付いたのですが、
    eビターラ2WDの上位モデルの方が安いじゃん、
    と感じてしまい購入意欲が消滅しました。

    2代目LEAF発表時の最上位モデルが400万ちょっとでした。
    新型LEAFの最上位は600万ですから手が出せません。
    (電池容量差があるので単純には比較できませんが)
    例えばですが、
    LEAFオーナーには下取り額を特別に上げるとか、
    初代・2代目と乗り継いできたオーナーには特別割引を適用するとか、
    定価は高くても何かしてくれれば購入意欲が復活するのですが、
    このままでは他社に鞍替え決定です!

  2. ナンケイ より:

    リーフを買うよりbz4xのほうが全てにおいて優位ということなんですね。

    一消費者の目線だとbz4xは最初のリコール問題とKINTOでないと買えない?リースでしか売ってくれない?みたいなそのへんがモヤモヤしている印象です。

    そこがクリアになればbz4xボロ勝ちなんでしょうが、逆にそこが認知されないうちはリーフにまだ勝ち目があるのかもしれません。

  3. 元小町民 より:

    この手の営業戦略は自動車業界に限らず一般的なことと理解していますが、トヨタと日産の現状を踏まえると、弱いものイジメにみえてしまいます。
    大量リードした試合終盤は盗塁をしない、といった紳士協定的のように、死にかけてる企業には手加減をしてあげてもよいのでは?と考えてしまいました。
    あるいは、軽く打ったジャブが必殺技レベルで致命傷になったのならどうしょうもないですが。

    • てつ より:

      トヨタにリーフ潰しの意図があったのかはわかりませんが、営利企業である以上、自社の利益を最大化するというのは至上命題なわけで..
      競合他社が瀕死の状態だからと自社製品のクオリティを下げるなんてことはあり得ないわけで..

  4. てつ より:

    これでフロントフェンダーが樹脂パネルでなければ超魅力的なんですが..
    なんであんな事したんですかね..?

  5. 田中 より:

    日本一電費の良いEVが誕生しましたね。

  6. アミーゴ5号リリボーン より:

    いやいやいやいや、
    日産が満を持して新型リーフをフルモデルチェンジした直後に、トヨタもbZ4Xをマイナーチェンジで追撃するとは。。。

    さすがに「これはエゲツナイ!」と思いましたが、モビリティショー直前に新モデルを出すのは当たり前のコト。というか、この弱肉強食こそが日本自動車市場本来の姿だと思い出しましたヨ。

    ということでですよ、
    「アリア譲りのプラットフォームと3in1e-アスクルで武装した新型リーフ」対「マイナーチェンジで電費を改善したリーズナブルなbZ4X」です。

    個人的に新型リーフには、bZ4Xに比べて骨太さを感じます。カタログ値や価格以上に納得できる性能があるに違いない、日産技術陣の火事場の馬鹿力が発揮されたに違いないと、贔屓の引き倒しの様な妄想をしております。

  7. よしの より:

    ある意味これがトヨタの町いちばんの会社になる為の戦略なんだろなって思いますね。

    EVは日本においては人気がなく売れはしないが
    EVが売れる時が来た時に対応出来るように製品力は高めておいて
    その時が来た時は一気にラインナップを広げて町いちばんを狙うって感じなんでしょうね。

  8. ソルテラ乗り より:

    リーフが高いのか、bz4xが安いのか。
    リーフはアリアベースにしたからあまり安くできないが、前ベースがBセグなら次期型を待っていた人からすれば、あまり高いところへ行ってほしくないと思うだろう。

    アリアとbz4xなら、アリア発表時点ては高くてもよかったしbz4xより内装の質感が良かったりしたが、中国での安売りが始まっても値下げできず、流れとしてはbz4xで良いじゃんになってしまった。

    装備をアリアから落としてもリーフが安くできないなら日産はあまり駆動バッテリーを安く調達できてないのとアメリカで反BEV攻勢に会って台数が見込めないから苦しいのかもしれない。一方、トヨタ・スバルはCH-RのBEV版やこのbz4x・ソルテラ、はてはトレイルシーカーも用意して、松竹梅を一応そろえようとしている。この辺が生産車を見てメーカーの差がわかるような気がする。

  9. アリア乗り より:

    既に海外で販売されている新型bZ4XのレポートやYoutubeを見るとかなり動力性能も改善されていそうです。
    GPSを使った計測では0-60マイル4.5秒くらいで走れる実力を持っているそうでアリアNISMOやテスラ モデルY ロングレンジAWDよりも早い感じ。
    システム出力は347psでアリアよりもだいぶ少ないんですが。
    bz4xのデザインは好きではないですがEVの実力はかなり向上しているようです。 これで日産はかなりの痛手かもしれません。

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