CX-60に付いている「自動ドライビングポジションガイド」を評価してみた!
文字通り「黙って座ればピタリと当たる」ことを目的として開発したのがCX-60の「自動ドライビングポジション」だという。具体的に説明しよう。まずドライビングシートに座り、機能開始のボタン推す。すると身長を入れろという指示(ディーラーで体験する際、体重じゃ無いので女性も御安心を)。この入力だけでパワーシートや電動チルト&テレスコが動き基本姿勢になる。
何でもドライバーの目を検知するために存在する車内のカメラで座高を判定。さらに身長を入力することで足の長さを推定。これでシートの前後スライドからシートハイト、バックレストの角度、チルト&テレスコを”マツダが考える最適な位置”にセット出来るそうな。「どんなポジションになるだろう?」とワクワクする! ジーガーと動いて指示したポジションは‥‥。
ハンドルが少し遠かっただけで、その他はいつものポジションというイメージ。20mmくらいシートを前に出して具合良いポシションになりました。なかなか良いと思う。初めて乗るクルマだと、ネコやイヌがトイレに入ってグルグルするような挙動を見せる人も多いけれど、マツダの実験担当者が「これが推奨ですよ」としたポジションなら落ち着くんじゃなかろうか。
その他、細かいアジャストについては6つの項目で具体的なサジェッションをしてくれる。例えばハンドルの位置は背もたれに背中を付けた状態で手を伸ばしハンドルが手首の位置等々。いずれも「正しい」と言われるポジションに誘導してくれるアドバイスのため、今までドラポジに付いて考えたこともなかったような人には良い機能だと思う。ぜひCX-60先生に判定してもらったらいい。
その上で、ベテランなら自分流にアレンジすればよかろう。私の場合、前述の通り20mm前がジャストポジション(ラリーの時は40mmくらい前になる)。そこをベースに気分や走行速度や履いている靴や腰痛の度合い(ダメなシートだと腰痛出てくる)によりアジャストすればいいと思う。1度セットすれば顔を覚えてくれるため、次に乗った時は自動で自分のポジションになる。
追記・8月1日からコメント欄を復活させました。新聞の投稿などと同じく内容により反映させるかどうか決めてます。私のWebはシロウトが読むような内容じゃないため、一定レベル以下の知識しか持たない人への説明や間違った情報は反映されません。シロウト向けメディアなら「マツダCX-60」になりますが「CX-60っていえばマツダに決まってるだろ」ってことです。
<おすすめ記事>
休日にかまけてYouTubeいくつか見てたら一部地域では一般者向けのディーラー試乗車もあるみたいでした。
CX-8オーナーとのことで、「優良見込み客向け内覧会」みたいな催しがもう始まっていてもおかしくはないタイミング。
乗り心地に着目していくつか流し見しましたが、前向きに捉えると「スポーティ」、擁護派は「まあ新車なので固さが残る乗り心地」率直派は「うーん、固さが気になるなあ」を連発という感じ。
ホイールを1インチダウンしたらどうか?という意見も。
バネ下要因からなのか、はたまたエアボリューム要因か真実は判りませんが、「要するに固い乗り心地」というのは伝わって来ます。
車内に固定したカメラが割と鋭い周波数の振動を拾っているのも割とどの動画でも見られます。
当たり前かもしれませんが、公道では乗り心地以外馬脚を露さないくらい限界が高そうですし、このクラスでもマツダは一貫してドライバーズカーなんだなと理解しました。
安全装備も最新型ですし、ドラポジや遠くまでの交通状況から色々総合して運転支援するなど影からドライバーを支える感じもマツダっぽい。
時代がせめて10年前だったら、ベストセラー&ロングセラーになったか?
このタイプ一口にSUVといっても悪路走破性を重視したようなクロスカントリー車から、街乗りも配慮したクロスオーバー車、街乗り重視のアーバンクルーザー車、割とアウトドアに適性が高いのでレクリエーショナルビークルと呼ばれていたりします。
内装の豪華さとメンテナンスのシビアさ、後席のタイト感や乗り心地を考えるとレクリエーショナルとかクロスオーバーではなさそうですし、背の高いセダン、しかも自分で運転する(一人乗り)中心で、割と頻繁に長距離移動がある人には向いているのかも。
ファミリーでアウトドアという流行のスタイルからは一見すると適合しそうで実は違う感じがします。
サタンの置き土産っぽい。
W124の頃のメルセデスが好きな人、あの感覚と最新の安全装備の融合と考えると純ディーゼルは破格。
…にしてもターゲットが狭すぎるわ、ホントに。