GRヤリス、素晴らしいクルマなのに売れ行き伸び悩む理由がハッキリ解りました~
GRヤリスに試乗しました。詳細は近々「くるまのニュース」で。素晴らしい力作なのになぜか売れ行きが伸び悩んでしまっている。私の知り合いも20人くらい購入を検討していたが、ネットの申し込みという時点で半分くらい「や~めた!」。皆さん500万円のクルマを買える財力持ってる人達です。契約まで行ったのは永田とグレートレースに行った上野さんだけ。もう1人についちゃ検討中とか。
魚釣りをする人なら解ると思うけれど、魚探でサカナ居るの解っていて全く釣れないことは珍しくない。逆に釣れるときはどんな餌でも喰ってくる。クルマも同じ。魅力的なクルマだってキッカケ無いと買わないです。不愉快な思いをしたって買わない。実際、皆さん買おうとしていました。クルマって商談中が一番楽しいのにGRヤリスにはそれが無いと口を揃えて言う。
私も購入を考えていた1人です。ヤリスGRをラリー出場の上がりと思ってる。本日、競技関係について聞いてみたら、いわゆる暖簾に腕押し状態。国際格式のホモロゲや、絶対に必要な競技用コンピューターなどについての情報も無し。競技車両のベースなのに、最も知りたい情報がありません。こうなるといつから国際格式の競技に出られるか解らない。
もっと驚いたのは、この手のクルマって当たり前のように「改良すべき点」がいくつかある。私からすれば売り方で10個。クルマに5個くらい課題あると思う。されどチーフエンジニアの斎藤さんによれば「ネガティブな話は1つも聞いていません」。斎藤さん、明日のトヨタを背負って立つ10人の1人です。忖度して悪い話を上げないようなのだ。これじゃ売れなくて当然かも、と思った。
レクサスが「厚化粧のトヨタを高く売る物語」とすれば、GRヤリスは「素晴らしいトヨタを殿様商売で売るという物語」だと思います。オートサロンなどでの人気を勘違いしちゃってる? もったいないです~。近々お届けする試乗レポートはアゲアゲですよ~! 繰り返すけれど買った人は楽しみしていて欲しい! 私が契約書にハンコ押すのはいつになるか?
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