JMSで危険性の高い電動キックボードの大規模試乗会を行った自工会に意図を聞いてみました

成功裏に終わった東京モーターショー改め日本モビリティショー(JMS)で多くの質問を受けたのが電動キックボードの大試乗会。自工会仕切りとなっていた西館の広い大きな面積を取り、今や社会問題化している2輪タイプの立ち乗り電動キックボードに試乗させていたのだった。当然ながら自工会公認。2輪タイプの電動キックボードに自動車メーカー達がお墨付きを与えた格好。

スズキは4輪と座るタイプの2輪

ちなみにラスト1マイルのモビリティとして電動キックボード(特定小型原付)を出展した自動車メーカーもあったけれど、極めて安定性悪い立ち乗り2輪タイプは皆無。スズキは4輪。トヨタも3輪だった。そんな中、自工会だけ2輪である。本日、自工会の記者会見があったので、この件について質問してみた。「自工会は2輪タイプの電動キックボードを推奨しているのか?」と。

残念ながら答えは役人や政治家の答弁みたいでした。曰く「将来のモビリティを紹介するコーナーの1つ。寝ながら移動するモビリティなども西館には出展していた」。確かに寝ながら移動するモビリティはあったけれど、試作レベルで移動速度も極めて遅く、誰が見てもアイデアコンテストの域を出ていない。それと量販モデルの電動キックボードが同じ扱い?

トヨタは3輪

そんな説明で納得するとホンキで思っているのだろうか。私を含めたメディアが「そうなんですね。素晴らしいコンセプトです」と受け入れると考えちゃう? どうして「開催間近だったこともあり代理店から提案された案を深く考えないで受け入れてしまいました。自動車メーカーが出展していない2輪タイプの電動キックボードについては改めて自工会として見解を出します」。

楽しかった! でも歩く速度です

くらいのことが言えないのだろう。それとも自工会はホンキで2輪タイプの電動キックボードを容認し、利便性をアピールしていくつもりなんだろうか。今回の質問で納得のいく答えは得られず。その間にもJMSで電動キックボードに試乗して「これは便利だ!」と考える人が購入していく。繰り返すけれど交通の安全のためにも2輪タイプの電動キックボード対応が必要です。

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