JMS一番人気はセンチュリークーペか? このクルマ、ロールスロイスとガチで戦える!
JMSで一番強烈なクルマはセンチュリークーペだった。このクルマの本当の凄さを紹介している記事に出会っていない。おそらく皆さんロールスロイス・スペクターやベントレー・コンチネンタルGTのようなトラッドなクーペだと思っているようだけれど、少し違う。ここから徳大寺師匠が憑依します。「国沢知ってるか? ベントレーはドライバーズクラブ。ロールスはオーナーズクラブだ」。
どういう意味か。ベントレーというクルマは自分で乗るクルマだから愛好家のグループはドライバーズ。ロールスってショーファー付けて後に乗るクルマなのでオーナーズ。なのだった。そんなロールスロイスの中で唯一のオーナードリヴンカーが、コーニッシュ。コーニッシュとはコートダジュールの海沿いの美しい道である(例えばニースからモナコに向かうEZUあたり)。そこを2人で走るイメージ。
スペクター
つまりロールスもベントレーもクーペはドライバーズカーであり、基本はパートナーと乗る。しかし! センチュリークーペはショーファードリヴンなのだった。オーナーが座るの、助手席側に設けられるシート。コンセプトカーを見たら、ドライバーとパーテーション的なモノでセパレートされている(もちろん注文次第で普通の2ドアクーペも作ってくれると思う)。1人だけの移動手段です。
ショーファーに最もふさわしいのはレーシングドライバーかラリードライバーである。どちらも丁寧に運転したら、とてつもなく滑らかにクルマをコントロールする。当然ながらイザとなったら速い! このクルマのオーナーになるような人は当然の如く普通のセンチュリー(SUVを含む)を所有しているだろうから、複数人で移動する時はそちらを使う。でも1人なら最高のショーファー+クーペです!
このコンセプトはロールスロイスやベントレーでも思いつかなかっただろう。女性がレーシングドライバーのショファーでモナコのパーティに乗り付ける、なんてことをやったらスペクターで乗りつけるよりカッコいい! 私も人柄の良いセレブなら、こんなクルマやゴージャスなフネを任せてくれるならヒョウロンカを引退した後、短い年数でいいからやりたいです(年齢的に雇ってくれないか。泣)。
ちなみにパワーユニットはアナウンスされていないが、電気でもハイブリッドでも組み合わせられる。価格はスペクターが4800万円なのでそのくらいだと考えておけば当たらずとも遠からずかと。こういったクルマ、自動車屋にとっちゃ夢です。日本もついにロールスとガチで比べられるモデルが出せるようになった。ホンダジェットとセンチュリークーペ、死ぬまでに乗れるだろうか?
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