MX-30 EVで実感! テスラ、自動車メーカーが電気自動車作りを始めたら「ただのアメ車」になる?

ホンダeはあまりにニッチな市場を狙ったため日本の自動車メーカーのポテンシャルの高さに気付くこともできなかったけれど、MX-30 EVに乗って目が覚めた! テスラ、所詮アメ車かと。MX-30 EVに乗ってそこに気付きましたね。1970年代、我が国はアメ車の性能の凄さに驚嘆していたことを思い出す。だって1969年のマスタング・マッハ1なんて7リッター375馬力ですよ!

当時の日本車ときたら超ショッパい。最強でSR311。品質も日本車からすれば圧倒的に高く、ガソリンとオイルを入れていれば大きなトラブル無し。クーラーやパワステ、パワーウインドゥといった日本車にとって特別な装備すら普通のアメリカ車に装備されてました。ATだし。凄いと思うワな。客観的に考えたら現在のテスラと日本製電気自動車の関係みたいなもの。

けれど日本の自動車メーカーが主軸を本格的な電気自動車作りに切り換えたら、テスラって普通のアメ車ですきっと。「リアルビジネスを料理の世界に例えるならば、テスラはまだキッチンもシェフも十分ではない中でレシピを評価されている。トヨタはキッチンもあればシェフもおりリアルな料理づくりができます」。これ、先日モリゾウさんが記者会見でコメントしたもの。

となると気になるのは日本勢の反攻時期! まず電気自動車の先駆けである日産。しばらく新型にならないリーフだけれど、クロスオーバー化&価格見直しで商品力上げられると思う。バッテリー容量も十分勝負になる。そうこうしているウチ、ARIYAだ。価格設定が販売台数に決定的な影響を与えるかと。本当に500万円なら補助金を使うことで400万円を切ります。

ホンダはホンダeに付いて言えば残念ながら厳しいかも。ギリギリ設計にしちゃったのでバッテリー容量増やすことは難しいようだ。開発チームに聞いても現状肯定&進化させる気無し。今までのホンダの流れからすれば、出して売れなかったクルマは諦める。アメリカでGMの組んで作る電気自動車を売り、中国も現地化した電気自動車を販売していく。けっこうイケると思う。

本日株価がストップ高になったマツダだけれど(アップルカーがマツダに生産委託するんじゃないかというウワサが出たため)、MX-30 EVは開発チームが「開発着手時点で十分だと思っていた電池容量は少なかった」という認識を持っているし、今後電池容量を増やしていくと思う。安価な電池を入手出来て50~60kWh積み400万円になれば面白いクルマになるだろう。技術力もある。

本命は「キッチンもあればシェフもおりリアルな料理づくりができます」と言ってるトヨタでしょう! まず先鋒にスバル。間もなく開催される上海モーターショーでトヨタバージョンも出てくるか? とりあえずCセグということなのでライバルはテスラ・モデル3。欧州だとVWのID.3が価格と性能のベンチマークになると思う。2024年になるとトヨタ独自開発の電気自動車も出てくる?

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