RAV4の兄弟になる3列シートミニバン『ハイランダー』に乗ってみました~

トヨタがアメリカで販売しているRAV4の兄貴分にあたる『ハイランダー』に試乗した。3列シートで全長4950mm×全幅1930mmと存在感のある堂々としたボディを持つ。ちなみにCX-8が4900mm×1840mmなので、一回り大きい感じ。当初トヨタは日本で販売する計画を持っていなかったようだけれど、ここにきて前向きらしい。販売力を考えたらCX-8より売れるんじゃなかろうか。

超ボリューミーなデザインのボディにアメリカでは295馬力を発生する3,5リッターV6と2,5リッター大容量ハイブリッド(RAV4より大出力の電池を組み合わせることによりシステム出力243馬力)が搭載される。試乗したのはV6モデルでした。アメリカ向けのオールシーズンタイヤのためか、乗り心地上質! このまま日本で販売したら高い評価を得られることだろう。 

全幅1930mmと聞いて「ダメだ」と思う人も多いだろうが、毎日のように都内で全幅1900mmのボルボXC60に乗っていても案外ストレス無し。というか困ったことありません。実用燃費はRAV4に近い17~18km/Lくらいだったため、CX-8のディーゼルと燃料コストでイーブンだと思う。CX-8より少し高い400万円スタート程度の価格帯だったら魅力を感じます。

気になる3列目シートはこんな感じ。身長183cmの私だと頭がルーフと干渉してしまうため、短時間しかガマン出来そうにない。ただ身長160cmくらいまでのゲストであれば、2時間くらいの移動は出来そう。普段は3列目シートを収納しておき(その場合、ラゲッジスペースはステーションワゴンより大きい)、年に2~3回あるかないかの時だけ使うなら十分だと思う。

それにしてもRAV4兄弟は稼ぐ稼ぐ! 世界的に人気のRAV4を筆頭に、日本じゃハリアーがホームラン。アメリカでもハリアーの人気急上昇中! そしてハイランダーは好調。そこにRAV4 PHVなども加わるためお祭り騒ぎ! トヨタ全ての収益に於いて、上を見たら3分の1くらいに達してるんじゃなかろうか。個人的にはRAV4 PHVスズキ向けモデルの『アクロス』が好みです。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ