地方自治体で始める自動運転の実証試験、税金のムダ使いにならないといいですが

茨城県境町で4月から11人乗り自動運転バスの試験運用を始めるという。1日4便。10時~16時までの間、5km区間を走るそうな。2台運用し、5年間の予算は車両から運用に必要な人件費全て込みで5億2千万円。仮にハイエースの新車を購入し、ドライバー付けて運用した場合、年間コストは人件費+200万円程度だと思う。2台1日8時間走らせて2千万円だとしても5年で1億円です。

自動運転バスの記事

予算があり地元住民のことを考えるなら、コストパフォーマンス高いハイエースを導入し台数と距離を増やしてサービス向上を図るべきだと思う。試験運用ということで国から予算を付けて貰えるのであれば地元の無いですが‥‥。その場合、国の予算使い実証実験するのなら、日本のシステムを使うべきかと。いずれにしろ自動運転は当分の間、コスト的に全く成立しない。

自動運転の試験運用は大切だし有意義だと思う。ただ将来に繋がらなければ意味無し! 「カッコ良いから」とか「話題を集めたいから」と税金使うのは愚の骨頂でしょう。ソフトバンク傘下の企業である『SBドライブ』が主体なのは良い。ハードはどこかの大学やベンチャーとシステムを作り上げたらいかがか。ヤマハのカートなどいいし、トヨタのeパレットだって将来に繋がる。

もちろん外国の企業と組むのもいい。その場合、移動手段として成り立つまでの長期的な計画が必要だと思う。今後も地方自治体が自動運転を導入するケースは増えて行くことだろう。今のままだと多額の税金を投入しナニも知見が残らないケースがたくさんでてくるに違いない。このあたりをチェックしている官庁もあると信じたいけれど、今回の件を見ると大丈夫か、と感じます。

 

 

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ