VWゴルフの自動ブレーキ性能その2
VWゴルフの自動ブレーキ性能について書いたら、サポーターの方から「JNCAPの結果は先代モデル(ゴルフ7)だと思います。公表されていませんが、今回発表のゴルフ7.5はS-CAM2からS-CAM3に変更されており、視野角、検知距離も大幅に改善されているはずです」。
本文にも書いた通りVWのカタログやプレスリリースを見ても歩行者検知の向上は紹介されているものの、停止可能速度はゴルフ7と同じ。広報担当にこの件を聞いたけれど、否定されませんでした。そもそも歩行者を検知するのはカメラ。車両を検知するのに、レーダーかレーザーを使う。
したがってカメラの性能だけ上がっているなら歩行者しか対応出来ず、車両に対してはゴルフ7と全く同じだと考えていい。さすが私のサポーターで、すぐVWのカスタマーサービスに電話で問い合わせたそうな。すると「わからない」と返事されたらしい。私はここがVWの問題だと思う。
つまり自分のトコロで販売している商品の性能が解っていないのだった。以前ならVW広報に性能を聞くと、詳細を調べて教えてくれた。今やノレンに腕押し。広報もカスタマーサービスも自動ブレーキ性能が解っていない。どんな不具合が出てもVWジャパンは明確に出来ないと考える。
そんな商品怖い。100歩譲ってディーゼル排気ガス不正問題が出るまでは「VWを信じれば間違いない」と思っていた。されど今や信用度ということで厳しい。乾式7速DSG(AT)の不具合だってウヤムヤになっている(依然として日本だけ保証期間短い。リコール以後、信頼性上がった?)。
ということでマイナーチェンジしたゴルフの自動ブレーキ性能はJNCAPで対象車種になり、試験されないと解らない。事故を未然に防ぐ性能を重視するなら、VW側から正確な自動ブレーキの性能が公開されるまで推奨出来ないです。現時点ではゴルフ7と同じだと考えておけばOK。
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