WRX S4にディレッツァZⅢを履かせてみました。果たして!
久し振りにWRX S4のハンドルを握りました。やっぱり楽しい! 最近の変更点は2つ。まずタイヤ。今まで競技に出るときのみ競技用タイヤを使い、転がし用(ギョイカイ用語で移動用という意味)はノーマルタイヤを履いていた。けれど競技や練習で貸し出していたら減った。当然ですね。ということで昨年のL1ラリーの時に藤井さんが調達してきたディレッツァZⅢなど。
ダンロップ、あまり履いたことがない。好き嫌いというワケじゃなく縁が薄い? ダンロップの試乗会も40年仕事してきて1回しか行ったこと無し。ということでディレッツァZⅢというタイヤも初めて。性能ランクでいえば、ヨコハマだとネオバ。ブリヂストンならポテンザ71と同じ。普通に履けるストリート用タイヤの最高レベルだとい思えば間違いなし。
走らせてみたら、当たり前だけれどバランス良くてスポーティ。特定の路面でパターンノイズ(というよりゴムが路面と接触するときの音だと思う)は大きく変化するものの、それを除けばとても素直なタイヤである。ゲリラ豪雨の中、水たまりが出来るようなコンディションでも走ってみたが、ウエット良好。ダンロップファンなら迷わず買っていいと思う。
高く評価出来るのが剛性感。しっかりした足回りを持つクルマだとこのくらいケースがキッチリしているタイヤが好ましいと思う。転がり抵抗は案外少なく、練馬の自宅から100km離れた千葉県いすみ市まで高速主体で走って15,6km/L。300馬力のフルタイム4WDとして考えたら全く不満無し! もちろんグリップレベルはネオバやRE71と同等。一般道だとハンドル切っただけ曲がる(笑)
もう一つの変更点は口径33mmのリストリクターを取り外したこと。今まで競技に出るためリストリクターを付けていた。本来なら300馬力のところ、主として高回転域のパワーが落ち、おそらく260馬力くらいになっていたと思う。当面リストリクターを必要とする競技で出場する予定無いため外してみた次第。するとどうよ! こんな楽しかったっけ?
どうやらパワーだけでなくエンジンフィールまで曇った感じになってしまっていた。本来のパワーを取り戻すや、水を得た魚の如く走る! 久し振りに踏んでみたら、いやいや楽しい! スポーツカーじゃなく競技車両の足回りですから容赦ない。ちなみに次期型WRX S4は年内にもアメリカで発表されるそうな。日本仕様についちゃ遠からずアナウンスあると思う。
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