WTI原油先物が1年前と同じ水準に下落。ガソリン補助金、どこに消えている?

原油の代表的な先物相場であるWTIで12月10日、1年ぶりにバレル70ドル台を付けた。11日の10時時点でも71ドル台半ばという2021年半ばの”世界が落ちつていた頃”の原油相場になってます。ちなみに120ドルを突破した今年半ば、専門家の皆さんが今後原油は高値キープだと言ってたことを考えたら隔世の感でございます。なのに経産省は未だガソリン補助金を出している。

100歩譲って20円ほどの補助金を出しているんだから、全国平均ガソリン相場が158円だった2021年夏より20円安い138円になっていなければならないのだけれど(値上げは即座に実行されるんだから値下げも同じで当然かと)、経産省が出している上の数字を見ると168.1円。差額の30円はどこに消えて行ってしまっているのだろう? 大手メディアは全く取り上げない。

もちろん20円程度出ているガソリン補助金はどこかに消えてしまっている。まぁスンゴイ国です。こんなことが許されているんだから、自動車に掛かるたくさんの税金に対し文句言ってもダメかと。走行距離税導入に対し文句を言っている人や組織や団体もあるけれど、一丁目一番地のガソリン価格を巡る迷宮から抜け出さない限り何をやってもザルになってしまう。

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