あと7年9ヶ月で二酸化炭素の排出量をホントに46%も減らせるのか?

 
 
火力発電の割合が約7割と多い日本でこのままEVが増えることは、結果的にクリーンではないという根本的な問題が発生する可能性がある。では、発電時にはCO2を排出しない原子力発電の稼働を増やそうとすれば、使用済み核燃料の処理や、そもそもの安全性を問題視する反対の声が一部国民から上がる状態だ。
 
さて、政府がこの問題に対してしっかりした考えてを持っているのかと言えば、発電や送電、クルマ側の対策まで対象企業に丸投げ……といったように見えてしまう。これで2035年からの電動化に間に合うのだろうか? たとえ自動車メーカーが奮闘し電動車を発売しても、インフラが整っていない状況では正常な状態とは言えないだろう。
 
今回は日本の発電事情の問題点、トヨタなどメーカー頼りで足りない急速充電器の設置を加速させる方策、EVの普及の課題となる問題について国沢光宏氏が斬っていく。<続きを読む>

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