日産の超楽観的な決算発表を考察してみた

34年ぶりの円安という強い強い追い風を受け、多くの自動車メーカーが史上最高レベルの決算発表をしている。とはいえ内容を詳細に見ていくと、単純に喜べない状況のメーカーも。なかでも「大丈夫ですか?」と突っ込みたくなるのが日産だ。2023年度通期の営業利益は前年比51%増となる5687億円。そして2024年(2024年度)は営業利益6000億円を予想しているという。

ただ、発表内容を見ると「驚くほど楽観的ですね」と思う。説明しよう。2023年度が始まる2023年4月時点で、400万台を販売すると発表した。結果といえば目標を15%も下回った。その理由として「多くの市場における競争の激化により、グローバルの販売台数は344万台に留まりました」。日産の主張どおり競争が激化したか? トヨタを見てもわかるとおり、日本勢は有利である。<続きを読む>

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2 Responses to “日産の超楽観的な決算発表を考察してみた”

  1. 不思議だ。 より:

    民間なのに倒産の危機感がない。これで大赤字になっても経営陣の処分や社員の減給はないだろう。実は今も国策企業で社員は見做し公務員なのかな?
    ちなみに、今も「車は日産」と信じてる人たちがいる。ありがたい存在だろうけど、それが甘やかしになってる気がする。

  2. トヨタ車ユーザー より:

    決算発表と今後の計画としては、ホンダよりも「辞めた後は知らないもんね~」的な感じですね。

    ただ、勝って兜の緒を締めよのように、うまくいっていても「危機感を持て」といって周りがついてくるのは豊田会長くらい求心力がないと難しいのかもしれません。

    一方で、これだけ儲かっているのだから大丈夫!これからもどんどん行けるはずよといった流れは、バブル期のリゾート開発を思い起こさせますね
    >H野さん

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