欧州勢は全て「全てEVにする!」路線を撤回。ホンダだけ世界で唯一電気自動車路線を変更せず!

2021年3月のこと。突如ボルボは「2030年までにすべてのボルボ車をEVにする」と宣言した。内容と言えば“エンジンを積まないクルマしか売らない”という完全な電気自動車だけにするというもの。続いてメルセデスベンツも2021年7月に「2020年代の終わりまでに販売するすべての車種を電気自動車にする」とブチ上げた。先進国で決めたカーボンニュートラルの目標は2050年。新興国を含む世界全体で考えたら、エンジン車の需要が残ることなど容易に想像できる。なのに20年も早く全廃するというのだから驚く。

ただ当時の「二酸化炭素を出さないようにする!」という熱気は驚くほど。ホンダまで「2040年までに全世界でEV/FCV販売比率を100%」と宣言した。しかし2023年あたりから電気自動車の普及率に陰りが出始める。中国を除き、世界規模で厳しい状況。電気自動車に主軸を移したVWなど、生産ラインを休止しなければならないほど。最初に「エンジン車を止めるのを止めます」と白旗上げたのがメルセデスベンツ。BMWを含めたドイツ御三家は完全に流れを読み間違えた。<続きを読む>

<おすすめ記事>

3 Responses to “欧州勢は全て「全てEVにする!」路線を撤回。ホンダだけ世界で唯一電気自動車路線を変更せず!”

  1. トヨタ車ユーザー  より:

    そうですね・・・
    一足先にリーフやi-mievを出していたものの、日本のメーカーは21年当時冷ややかな反応でしたね。ちょっと商業的にも難しい、技術的にもリチウムイオン電池をたくさん載せなければならなくて充電時間も長い(そんなに急に短くできない)ことは分かっていた、欧州は自分で作ってみて初めて分かったというところでしょうか。
    アメリカがまた石油を掘るようになって、BEVの普及に猶予が出てきましたね。でも安く売るとは言っていないところが。。。
    急にホンダは昔の他社の真似をしない手段でBEVに飛びつきました。HEVを今のラインナップで乗り越えるにしても、CR-V以上の大きさに耐えられるHEV/PHEVは欲しいところですね。

    ところで、日経にヒョンデ・インスターは3元系リチウムを使っていると載っていました、大丈夫でしょうか…

  2. アミーゴ5号リボーン より:

    欧米勢は、ルールや制度を支配しようとするけど、自分達が不利になるや、変わり身も電光石火の如し!

    結局世界中で、世界中のお客のニーズにあまねく応えようと茨の道を選んだは、トヨタだけ、、、いや実はヒョンデもそうなのかな?

    あとカーボンニュートラルな燃料についても、合成燃料が良くてバイオ燃料がNGというのも、欧米の手前勝手な枠組みだと思っています。

    バイオ燃料のために、食料や環境を悪化させるのは本末転倒だけど、他にもやりようがあるはず。「敵はカーボン」の合言葉のもと、科学的かつ合理的に取り組んで欲しいと切に願っています。

  3. 漆原渉 より:

    まぁ、社長が突っ走っているでけで中の人達はわかっていると思います。
    近いうち撤回宣言するのでは?

コメントを残す

このページの先頭へ