賑わうトヨタや頑張る日産を横目にホンダ、マツダは厳しい撤退戦開始か? ブースからして狭い

今や名実ともダントツ世界一の規模となった上海ショー(正式名称はオート上海)の取材である。最後に行ったのが新型コロナ前の2019年だったため、6年ぶりということになります。相変わらず規模は「超」を5つくらいつけたくなるほどで、大ざっぱに言って東京モーターショーを引き継いだ「東京モビリティショー」の10倍くらいをイメージして頂ければ間違いない。

初日は半分回って1万8千歩でした。昨今、景気悪いと言われる中国ながら、おそらく勝ち組と負け組の2極化なんだと思う。上海ショーを見る限り景気の悪さなど微塵も無し! むしろプレスディ初日の朝から押すな押すなの大盛況だし、出展社も6年前より派手&元気になっている。クルマのサイズはドンドン大きくなっており、もはやポルシェタイカンのサイズが標準といっていい。

そんな中国で日本勢はどうなっているだろうか? ニュースによればトヨタを除く日本勢は右肩下がりの大苦戦という。実際、2024年に於けるホンダの中国販売台数は85万台。日産70万台。新型コロナ前の2019年を見ると、ホンダも日産も155万台売っていた。ほぼ半減といったイメージ(トヨタだけ2024年が178万台。2019年は162万台と伸ばしている)。果たして日本勢やいかに?<続きを読む>

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3 Responses to “賑わうトヨタや頑張る日産を横目にホンダ、マツダは厳しい撤退戦開始か? ブースからして狭い”

  1. アミーゴ5号リリボーン より:

    今の競争激烈な中国は、日米自動車戦争を引き起こした当時の日本と同じ状態だと思っています。

    一方今の日本は、やれ高齢化だ、やれコンプラだ、やれ柔軟かつ無理のない働き方だと過剰に反応し過ぎて、当時のような「世界初・世界一・上等」みたいなガムシャラな活力を失っています。
    (これは勝手な解釈です、はい)

    そのため、アクティブの塊みたいな中国には、到底勝てないと思っていました。

    でもそうですか、トヨタは中国にドップリ浸かって、中国のマネジメントは、全て中国で完結する体制にして、真っ向勝負を挑むのですね。
    王道中の王道で、さすが!としか、言いようがありません。

    もっともですね、
    これをやらないメーカーが撤収するのも、企業戦略としてありだと思います。日本メーカーにはそれぞれ強みを活かして頑張って欲しいと思います。

  2. フランス車が好き より:

    ホンダは中国に権限移譲しすぎかもしれないと言われてる件、広汽本田のフィットのマイナーチェンジの顔を見て同じことを思いました。
    とにかく酷いので見たことがない人は是非確認してみてください。

    カーデザインについて語られてるYouTuberの方がマイチェン前の日本デザインは(売れてないけど)うまくまとまっていたのに、中国デザインは全てがチグハグと酷評されており、おかしく見えないためのお約束を言語化しくれておりとても納得できました。

    そんな最低ラインもクリアできていないようなデザインを出してしまう今のホンダ、仕事の責任範囲というか、現地でできることとできないことを見極めないでトップが急げと言っているから突貫で変えときました〜的なやっつけ仕事感が会社全体の信頼をも落としてしまうにだなと勉強になりました。

    そしてそのフィットのデザインを超カッコいい〜!との見出しで記事を書く自動車ジャーナリスト。Yahoo!ニュースのコメントは反対意見多数で、こっちもまったく信頼されてないなぁ。

  3. cvt より:

    日産、2月時点で800億の赤字と言っていたのに蓋を開けてみたら7500億(!!!)こ赤字だそうです。
    やっぱりホンダは手を出さなくて正解でしたね。
    とんでもないババを引かされるところでした。

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