カーボンフリーに向け、いろんな場所で綱引きが始まってますよ~!

菅義偉首相は所信表明演説で「2050年に温室ガス排出量ゼロ」の方針を発表した。それを受けて、2020年12月17日に自動車工業会の豊田章男会長は、全面的に協力する姿勢を示した上で「すべてのクルマを電気自動車にすると、火力発電主体の日本では二酸化炭素の排出量を減らせない」と記者懇談会で主張している。我が国のモビリティはどうなっていくのだろうか?

まず温室効果ガス排出量ゼロだけれど、今後30年の技術開発で「完全に二酸化炭素を出さないようにする」というのは不可能だと思う。プラスチックや潤滑油など生活必需品を作るため原油が必要だし、原油を精製する段階で航空機用の燃料など出てきてしまう。ガソリンだってエンジンで燃焼させるしか使い道がない。<続きを読む>

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