ダントツの世界一から、あっという間にぶち抜かれた電気自動車用電池。もはやオシマイか?

世界に先駆け、リチウムイオン電池を採用した電気自動車を発売してから13年余り。残念ながら我が国の電気自動車普及率を見ると1%に届かず、伸び悩んでしまっている。欧州はPHVを除く純粋な電気自動車の販売比率で10%を超え始めた。米国も同3%。先進国と言われる国のなかで圧倒的に普及率少ない。このままだと2030年の二酸化炭素排出量46%減など無理!

本腰を入れて電気自動車の販売利率を上げていかなければならないのだけれど、日本国内に否定派が多かったりする。「電気自動車化は欧米メーカーの日本車潰し戦略」と主張し、「すべてのクルマを電気自動車にすることなどできない」と強いブレーキを踏む。なぜ陰謀説なのか? 地球環境を守るため二酸化炭素排出量を減らすべくCAFE(企業平均燃費)はドンドン厳しくなっていく。

否定派によれば、「日本の得意技術である熱効率の高いハイブリッドに代表されるエンジン搭載モデルが生き延びることを許したら、日本は世界最強になってしまう。そこでエンジンを禁止にして電気自動車に軸足を移した。しかし、電気自動車なんか使いモノにならないからエンジンは残る」という。逆に、世界が真剣に電気自動車の時代へ向かって行くとすれば、日本は追いつけるのか?<続きを読む>

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4 Responses to “ダントツの世界一から、あっという間にぶち抜かれた電気自動車用電池。もはやオシマイか?”

  1. ぱんだこぱんだ より:

    仰るとおり、もう日本は電池では負け確定ですね。体制や法律を整えられなかった、政治の責任は重いです。

    ということで、将来外国で車を売って儲けを出すことはほぼ無理となってしまうでしょう。
    国内だけで軽自動車作ってこじんまりと頑張るか、車を作るのを辞めるか。

    想像出来ない方も多いでしょうが、現実はあと15年もすれば分かるのではないでしょうか。

  2. いき より:

    そんなのは、政府のインフラ投資が少ないわけでそれとリチウムイオン電池に変わる新型バッテリーの研究開発も必要になりますね。
    それと太陽光発電パネルと蓄電池のリサイクルの研究開発も必要になりますね。

  3. CX-60 より:

    具体的にはリチウムイオンバッテリーについて、そのほかの国際間取引されている資源・材料についても、物量に勝る中国とやりあうのはやっぱり大変です。
    日本だって、一時はアメリカに次いでいたじゃないかと言われますが、今思えばアメリカは行儀良く接してくれたのかもしれません。
    バッテリーは、欧米中で現地調達できるメーカーと提携をしているので、車も含めて製造は心配していないと思うのですが、開発も生産技術も一応日本の企業なら日本がマザー的なやり方をしています。一番xEVを知らない日本側が指揮を執る形になっているとき、判断・評価は大丈夫なのかと考えることはあります。
    バッテリーの材料選定では、鉄電池か三元系かでやっちゃったかな?的なところがあります。そういったことは今後命取りになるかもしれません。気を付けないと、ですね。

  4. 川口太郎 より:

    なぜ政府は旅行業界に名前を変えたGoToなキャンペーンをするのに、
    稼ぎ頭の自動車産業界には我関せずの態度なんでしょう?
    旅行業界と自動車産業界、かかわっている国民や
    給金をもらっている国民の数からしたらどちらを
    優先すべきか明白と思うのは、私のような下級国民では
    浅はかな考えとなっているのでしょうか??
    「今のままでの自動車産業では将来は無い」と声に出した
    日本自動車工業会会長の声は永田町には届いていないのですね。
    自動車産業は家電産業のようにならないとでもタカをくくっている
    のなら怒りを通り越して悲しいです。

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