ホンダ、今まで何度か経営危機をくぐり抜けたけれど、これからやってくる大波は相当厳しい
黎明期を脱したホンダが本格的な自動車メーカーになって以後、会社の存続に関わるような危機はこれまでに3回あった。1)創業者である本田宗一郎さんが空冷エンジンにこだわった1970年前後。2)1980年代前半に勃発した日米貿易戦争でアメリカへの輸出に制限がかかった時。3)人気が出始めたRVから目を背け、売れないクルマばかり作った1990年前後。
ひとつ目から紹介していこう。ご存じのとおり本田宗一郎さんは頑固な空冷支持者だった。根拠と言えば「水冷だって空気で冷やす」というもの。だったらシンプルな空冷でいいだろ、ってことです。でも明らかな間違いだった。空冷のF1マシンであるRA302は失敗作。空冷の乗用車群もすべて売れず。空冷エンジンを続けていれば初代シビックが誕生することもなくホンダの今はなかったかもしれない。
この流れを変えたのは3代目の社長になる久米是志さんだった。多くの技術者がダメだとわかっていても空冷を続けたのに対し、久米さんはすでにカリスマ的な存在だった本田宗一郎さんと大げんか。出社拒否までしている。久米さん、サムライです。そんな久米さんを社長にしたホンダという企業もフトコロが深い。久米さんの大暴れがなければ、どうなっていたかわからない。<続きを読む>
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有澤さんといえば、かつて広報部時代に、ワンダーシビックや2代目プレリュードのCMを手掛けたお方。今、ユーチューブで見ても、奥深くてシビレます。
同じ方が、クリエイティブ・ムーバーの企画を立ち上げたと知って、「クルマとは天才が手掛けないと創れないもの!」だと痛感したのを覚えています。
おいら、心底気に入って、新車で初代CR-Vと初代ステップワゴンを乗り継ぎましたから。
そのうえでですよ、
国沢さんの記事を読んでいると、ホンダは、巨大ローカルマーケットの米国で甘い蜜を吸い過ぎて、本当に去勢されちゃったようです。
仮にですよ、
夢追い社長を追い落としたとしても、ホンダ社内にお侍さんもブレインも天才もいないなら、もはやどうにもなりませんゾ。
徒然なる追記です。
おいらの人生初の愛車は、初代ライフでした。シビックより発売が先だから、ホンダ初の水冷エンジンなんですよね。
久米さんの大暴れの結晶も、しっかり愛車にしてドライブしております。はい。
それから思い起こせば、
有澤さんが企画した初代CR-Vは、乗用車SUVの先駆けでした。
たしかトヨタRAV4の方が先に発売されたけど、世界に影響を与えたのは間違いなくCR-V。
当時保育園通いの長男が大好きで、CR-Vからステップワゴンに乗り換える時、号泣して大反対したのが忘れられません。
ちなみに今は、中古で手に入れた、低床低重心の3代目RGステップワゴンとビートに乗っています。
2台ともネオチューンしたら、まあ中古のポンコツ感が消えるどころか、ドライビングが進化して、運転が楽しいこと楽しいこと。
すっかす、ホント〜に残念ながら、
今のホンダに欲しい新車がありませんゾ〜っ!
クラウン、ハリヤー、クラスを乗っている方はPHEVに移行できると思います。フリード、ベゼル、クラスを乗っている方は、PHEVに移行するのは、むずかしいと思います。現行価格のプラス100万円以上は一般庶民には手が出せない。一般庶民は軽自動車規格のBEVしか乗れない、時代が、すぐそこまで来ている、と言う事ですね。