ホンダe正式発表。メディアの皆さんドコも「高い」と言わないからオモシロ過ぎる!~

ホンダeが正式に発表となった。同じことを書いても意味無いため、価格や販売計画台数など詳細は下のリンクで御覧頂きたく。本日メディアで紹介されているホンダeの情報を見ると相変わらずの大本営発表です。驚いたことに「海外に先行されていた電気自動車」みたいな紹介がほとんど。電気自動車、i-MiEVとリーフで大先行したのは我が国ですけどね。トヨタの電動化率だってスゴイし!

8月2日に書いた価格込みの詳報

興味深いのはホンダeの位置づけ。本来、欧州CAFE対策のクルマだった。けれどプジョーe-208のような50kWhという大容量電池を搭載し、思い切り安価に設定するようなモデルも出てくるとホンダeのスペックじゃ量販効果期待出来ない。ルノーの電気自動車ZOEも安価です。おそらく欧州CAFEの平均レベルを挙げるという意味だと役に立たないと思う。となればブランドイメージ戦略ですね!

いずれにしろホンダは新型コロナ禍の市場を「今まで同じ」としているんだろう。ここにきて新車の価格をどうするか、メーカーによって大きく分かれてきた。従来型車より実質的な装備内容を積み上げ、価格据え置きとしているのがトヨタ。結果、ライバル車と比べ実質的に20~30万円安くなってます。加えて販売戦略も積極的で1台あたり10万円程度のインセンティブ(販売奨励金)を打つ。

日産はキックスで「ライバルと同等」という価格を付けてきたけれど、発売前に「大雑把な価格の目安」を打ち出したARIYAは65kWhの大容量電池を搭載しながら、ホンダeと同等の500万円程度という思い切った提案で攻めの姿勢。次期型ノートや次期型エクストレイルも攻めてくれば興味深い。実際、その気になればeパワーのコストってトヨタやホンダのハイブリッドより低い。

ホンダは前述の通り「高くても売れる」という戦略を続けるつもりなんだろう。ホンダの経営陣、N-BOXの成功を見て「魅力的な製品なら高くても売れる」というホンダの社是と全く違う方向に舵を切っているようだ。本田宗一郎さんは過去の人ということにしたんだろう。上手く行くか興味深い。こうなると年内にも姿を見せるという次期型ヴェゼルの価格戦略が楽しみです。

 

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