何だよ! ホンダ、小型ハイブリッド車用の1500ccエンジンを新規開発していた!
ホンダ三部敏宏社長は社長就任半年後、カーボンニュートラルへのアプローチに対し「Hondaはエンジンをやめることを選んだ」と発言したけれど、ちゃっかり改良型ハイブリッドの開発を行っており、それを搭載する新型プレリュードの試作車に乗ったら楽しくてびっくりという記事を書いた。実はそれ以上に「なんだよ!」という状況になっているということをお伝えしたいと思う。
新型プレリュードに搭載されるだろう2Lハイブリッドのe:HEVは、基本的に現行ステップワゴンなどに搭載されている2モーター式で、それに低速用の直結ギアを追加。エンジンも改良型である。試乗後「次は1.5Lの次世代ハイブリッドの説明をしますのでこちらに」と違う展示コーナーへ移動した。正面に置いてあるパネルを見たら「新開発1.5Lエンジン」と書いてある。新開発?
2年半前、エンジンを止めることを選んだと言ってたのに。聞いてみたら正真正銘の新型エンジンだという。2Lハイブリッドのように”改良”なら「エンジンを止めることを選んだ」に含んでもいいと思う。されど新開発とな! 脱エンジン宣言後も開発現場は止める気などなかったらしい。しかもエンジンだけでなく、補機類を含め全て新開発だというから驚く。<続きを読む>
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既に公表されているトヨタの新しい1.5、さらにスカイZの中でなにが優れているのでしょう。
スカイZだけはパワーダウンせず環境対応できる(ハイブリッドなしで)と社長が話されているようですからスカイZが一歩這い出ているのでしょうか?
3エンジン楽しみです。
そういえば、スッカリ忘れておりました。
ホンダは、経営を担う本田技研工業と技術を担う本田技術研究所に分かれており、クルマの開発は別法人の後者で行われていることを。
業界は百年に一度の大変革期、本田技研工業の社長が自己実現の夢を追いかけている中で、本田技術研究所では合理的かつ現実的な将来構想のもと、技術開発に当たっていたのですね!
かつて本田宗一郎さんと藤沢武夫さんが生み出した独自の組織的な仕組みが、大変革期の大一番でホンダの未来を救ったというか、新たな競争力を創造した! と言っても過言ではないと思います。
すっかすですよ、
もし夢追い社長が、こっそり保険をかけていたとしたら大嘘付き&大チキンですし、研究所の隠密開発に助けられたとしたら大きな大きな馬さん鹿さんということ。
それからですよ、
トヨタが報じる技術水準と比べると、なんとも盛り盛り感があるので、具体的なスペックが出てくるまでは、ちょっこし冷静になっておこうと思います。
何はともあれ、ホンダの新HV技術には本当に心からホッとしましたし、これから大いに期待しております。