日産の明日は厳しいが、ホンダの明後日も相当に厳しい。可及的速やかに対策を打つ必要あり
年間販売台数約800万台、世界第3位の自動車メーカーの誕生かと思われたが、残念ながら、経営統合に向けて協議が破談に終わりそうな本田技研工業(ホンダ)と日産自動車(日産)。経営状態の悪いに日産に注目が集まっているが、一方のホンダの行く末はどうなるのか? モータージャーナリストの国沢光宏氏がホンダの未来を考察する。
産との統合話がなくなったホンダは今後どうなる? 客観的に見たらホンダも厳しい。新型コロナ前の2019年の世界販売台数は518万台。2024年といえば381万台。評判悪かった八郷さんと三部さんのリレーで150万台も落としている。大ざっぱに言って3分の2になった。現在進行形で韓国や中国にシェアを奪われており、歯止め掛からず。
「じり貧の状態で次世代の電子プラットフォーム開発をするのは厳しい」という理由で日産との提携を模索していた。統合話の破談後も電子プラットフォーム開発は続ける方向らしいけれど、こんな関係になったら難しいと思う。ホンダも日産も技術者はプライドを持っている。折り合わないと話が進まない電子プラットフォームなんか無理。<続きを読む>
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アメリカのオフロード界隈でも日本と同様にバイクを積めるバンの需要があり、Ford Transitとその兄弟車種のMercedes Sprinterが人気です(トヨタが電動化予定らしいRam Promasterは否定されてます)。
しかしガソリン車だと燃費の悪さで、自分を含めて毎週末片道50-100マイル離れたオフロードパークへの移動する人には敬遠されますし、1,000マイル離れた他州へ遠征するとガス代で$700-900程かかり大きな負担になってます。
だからこそ65-80mphの速度域でもモーターアシストが使える燃費の良いハイブリッドで、室内スペースに特化したミニバンがあれば、と思います。自分のステップワゴンを含め、日本でも需要はあります。
北米なら幅190、全長495cm、高さ190cm程度まで車体を大きくしてエンデューロバイクを2台積めれば普段の実用性も高くてかなり人気になると思います。自動車メーカーは気にもとめないでしょうけど、ホンダがあの縦割りを辞めて2輪4輪で話し合えば、北米には根強いホンダの信頼性を信じる人に人気が出るのでは、と思います。
友人はTransitの二人乗りロング&トールボディーを日常生活でも使ってますが、ダウンタウンへ行くと駐車スペースにとても苦労してますし。
ホンダにとっては日産に抱きつかれちゃうよりは良かったと思います。
ホンダさんは、せっかくゼロ・シリーズを発表していますが、BEVの時代がちょっと先延ばしになると、助かる可能性が高くなると思います。
2L、1.5LのHEVを持っていますが、もう1クラス上かPHEVが欲しいかもしれません。アウトランダPHEVもアメリカに持って行けば決して大きいほうではないですが、このクラスのPHEVもほしい。
中国ではCR-V・アコードにPHEVがあると聞いています。この設計を持って有利なところで生産する方法はないのかと思います。
何も分かっていないホンダのユーザーは
日産に抱き着かれなくて良かったとか、日産と組まなくて良かったとか言っているが、全然理解していない。
ホンダが単独で絶対にこの先世界でやっていけない。
決算の中の四輪収益率を直視しなければいけない。
たまたま発展途上国で二輪が好調だっただけで今後、発展途上国では当然、二輪を乗る人間は減っていく。ホンダが二輪でなんとか持っているだけの状態。
日産は既にEV、自動運転をとっくに開発しているためにこの先、時代が追い付いてくるがホンダはそうはいかない。エンジンもろくに作れない状況で、日産のエンジン技術にすら追いつけない状態。既にホンダのほうが先を見たら赤信号。
今だけ見ても絶対に先は無い。日産を子会社にしておくことでホンダが助かったのに、逃げられて終わったのはホンダである。