水平対向エンジン、果たして生き残れるか?
最近「水平対向エンジンは燃費規制をクリアできるんでしょうか?」と聞かれることが多い。実際、アメリカで販売されてる新型アウトバックを日本で発売しないことや、スバルの新型車に高性能エンジン搭載モデルをラインナップできないのは、燃費規制をクリアできないからだ。ちなみに、アメリカでアウトバックやSUVのアセントを販売できるのは、世界で最も燃費規制が緩いためであり、厳しいヨーロッパじゃハイブリッドしかラインナップできない。
少し詳しくスバルと燃費規制の関係を紹介してみよう。ヨーロッパは2021年からJC08モード換算で約20km/L以上の企業平均燃費が求められる。10%悪くなるごとに大雑把に言って1台あたり12万円くらいの違反金を支払うことになります。スバルの場合、インプレッサのハイブリッドでギリギリ。フォレスターだと6万円くらいの違反金を支払わなくちゃならなくなる。すでにヨーロッパにおけるスバル車の販売台数は、わずか年間3万1000台!<続きを読む>
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