ヤリス・クロス、ヤリスと違って全然カッコ良い! ヴェゼルキラーになること確実!

日本では今年の秋から発売される『ヤリス・クロス』がヨーロッパでお披露目となった。このクルマの存在は知っていたけれど、写真見てびつくり! 全然ヤリスと違うじゃないの! 言うまでもなくヤリスの課題と言えば、いくらなんでも狭いリアシートと、日本人だとイマイチ理解出来ないスタイルにある。同級生のフィットもそうだけれど、デザイン的な魅力を感じません。

けれどヤリス・クロスときたら、全く違うデザインときた。というか「ヤリス」というネーミングなんか必要無いんじゃないか、とさえ思う。別のモデルとして売った方がいいと思えるけれど、ヨーロッパじゃWRCで大暴れしているヤリスのブランドイメージを背負いたいんだろう。その通りだと考えます。ヨーロッパじゃヤリスがブランドになりつつありますから。

驚くべきがインテリア。ヤリスのリアシート、レッグスペース少ないだけでなく背もたれがおっ立っていて身体を起こさないとダメ。先日も150kmくらいリアシートを試したけれど、乗り心地は良好で快適だったものの、腰痛養成シートのような姿勢を強いられた。下の写真はヤリスのリアシート。おそらくルーフエンドの関係上、乗員の頭の位置を少し前に設定しなけりゃアカンかったんだろう。

下はヤリス・クロスのインテリアだ。Cピラーの位置がヤリスより後ろになった分だけ、リアシート頭の位置が後ろになった。しかも天井高だって余裕。結果、リアシートの背もたれを倒せるようになったのだろう。ホイールベースはヤリスと同じ2565mmながら、アップライトに座るようになったため実質的なレッグスペースも余裕出来たと考えます(実車見るまで不明)。

リアオーバーハングがヤリスより180mm伸ばされており、インテリアの拡大に使われている。最低地上高はヤリスより30mm高いということ。もし4WDベースなら190mmということになり、このタイプとしては十分納得するスペック。C-HRのように155mmくらいだと悪路や雪道で使いモノにならない。ここにきてトヨタのSUVもクルマ通のツボを押さえるようになってきた。

パワーユニットはヤリスと同じリチウムイオン電池を使う3気筒1500ccシステム出力116馬力。モーターアシストをキッチリ使うため、1800ccエンジンと同じくらいのドライバビリティを持つ。日本仕様は1500ccガソリンもある? 一番気になるのが価格。同じクラスのヴェゼルと同じくらいなら、ホンダにとって脅威になるだろう。いや日産キックスも安閑としていられず~。

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