走行課税。政治家や役人は国民が馬鹿だと思っているようだ

電気自動車の時代になるとガソリンや軽油などから収受している燃料課税が減少し道路の維持に困窮する、ということなんだろう。走行した距離に応じた税金を掛けると言い出した。国民を馬鹿だと思っているらしく「電気自動車はガソリン車より重いので道路を傷める」。常識的に考えてほしい。ガソリン車より重いと言ってせいぜい10~15%程度だ。道路へのダメージは二次関数で負担が大きくなっていく。

総車重1.5tの乗用車と、総重量20tの大型トラックを比べると、道路へのダメージは1万倍程度になる。されど1.5t近辺の10%なんか大型トラックに比べたら差などなし! もし電気自動車が道路を傷めるというのなら、大型トラックには1万台分の走行税を負担させなければおかしい。軽自動車や二輪車など一段と負担小さい乗り物なら税金取るための手数料のほうが高くなってしまうだろう。いずれにしろデタラメ!<続きを読む>

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7 Responses to “走行課税。政治家や役人は国民が馬鹿だと思っているようだ”

  1. 猫まんま より:

    これから電気自動車の増やすんだから意味の無い排気量課税をやめて完全に走行税(燃料課税)に切り替える良い機会だと思うのですが。年間走行距離が100kmの6000ccの車よりも年間走行距離が20000kmのハイブリッドの方がエコでは無いですよね。さすがにトラックとかは有る程度優遇してやらないと経済に響きますけど。現状ではとにかく課税したいというのが本音だと思います。エコカー減税?も1500cc以下に適用とかするべきですよね。13年超えたからって税金が高くなるのは理解が行きません。最低でもリッター15km以上走る20年落ちの軽自動車と3000ccの新車のエコカー認定車とどっちがエコなんだってことです。でもこう考えると車業界は優遇されてるんじゃないですかね?明らかに新車に買い替えさそうとしてるわけなんだから。野党もとにかく反対ばかりでは無くて合理的な燃料課税とかを政策として推せば良いのにと思います。

  2. z151 サンバー愛好者 より:

    私も妄想好きなんで鋭いことは言えませんが、走行距離税は何だかな~と思います。
    道路を破壊する云々もそうなのですが、「じゃあなるべくクルマに乗らないようにしよう、そうしよう」で想定を大きく下回って税収が減るんじゃないかと思っています。
    都市部だと公共交通機関で賄えるケースも多いので、都市部ほど顕著に自動車保有台数減少に繋がりそう。
    地方はその限りではないと思いますが、高3で免許は取っても大学は都市圏に進学、思い切ってクルマを持たないなんてことになるのでは?

    データを持っていないので正確ではないのですが、カーシェアリング借りる時、纏まった時間数で借りると時間数+距離課金に移行するのですが、私はここに心理的な「利用時間の壁」を作っています。
    仮に長時間借りるプランであっても「余計な寄り道はしないようにしよう」「目的地に行ってなるべく早く帰ってこよう」みたいな心理が働きます。
    寄り道が少なくなれば落とすお金も少なくなりますし、「そもそもそこにクルマで行く必要ある?」まで考えます。
    まあクルマを運転すること自体好きですし、複数人でワイワイ行く楽しみもあるので今のところクルマを使って行きますが。

    もうちょっと身近なところでお弁当屋さんに行って、メニューから出来立ての弁当をオーダーするか、出来て並べられている出来合いの弁当を手に取るか、はたまた量り売りの総菜をアラカルトしてオーダーメイドの弁当を作って買うか。
    永田町の方々は高給取りなのでアラカルトを選ぶのでしょうが、庶民はこの「量り売り」ですら贅沢と感じる肌感覚な訳で。
    試しにやってみるとお弁当一食で1200円くらい行くことがありますし。
    世界的に見ればランチで1200円はむしろ格安なのですが。
    走行距離課税もこの量り売りと似たようなことだとふと思う訳です。

  3. tonpochi より:

    この議論はBEVの普及率が20%を超えてきてからでしょう。5~10年は必要。何でアクセルとブレーキを一緒に踏むのでしょうかね?今はBEVにするとランニングコストが抑えられることを強調すべきです。
    課税するとしたらバッテリー容量でしょう。
    走行距離の短い人が大容量バッテリー搭載している車を無理に購入する必要はありませんし、毎日長距離走行する人はそれなりに大容量が必要になります。これで資源保護と価格高騰を抑えることも可能になります。 20kw単位で課税すればいいと思います。
    ※すみません。前の投稿は文章が途切れているので割愛して下さい。

  4. かじ より:

    公共交通機関の不便な地方の感覚で言えば,鉄道の運賃に課税するのとまったく同じことなのですが。

    そしてカーボンニュートラルの実現に重要なEVに課税するとはその姿勢が疑われますね。発想が安易すぎに思います。

  5. クルマ好き より:

    こういう大事なことを発信して、私たちに知らせてくれるのが国沢さんみたいな
    モータージャーナリストだと思うです。しかし、クルマの試乗記事しか書かない
    くせに、恥ずかしくもなくモータージャーナリストって名乗り、高級車を、乗り回して悦にいっている業界人ばかりですね。クルマが関わるいろんな問題をこれからも発信してくださる事を期待しています。

  6. Nobutsuna より:

    自動車産業が国の基幹産業で有ると同時に、自動車に関係する税金が国庫収入に極めて重要で有ることも事実。産業が100年に一度の変革期を迎えるいま、税制についても抜本的に見直すべきで有ることは当たり前。
    自動車重量税の目的税から一般財源へ切り替えた経緯や直近では高速道路の半永久的有料化など、詭弁的な運用改悪には本来であれば新聞など大手のみならず自動車メディアも強く問題提起を行わなければならない立場です。
    道路の維持管理にコストが実用なのは誰でも分かりますし、無税にしろなどとは誰も言わない。ただ詭弁を弄して従来税制を変質し延長させるのではなく、必要なコストを誰がどのように負担をして国土の利便性と安全性を担保すべきか、皆で考える潮流を起こす必要が有りますし我々一般のユーザー、国民がその意識を強くする事が必要と考えます。

  7. CX-60 より:

    何というか「道路を傷めるから」という発想が貧弱すぎて言葉になりません。
    所有するにしても、利用するにしてもほとんどにすでに税がかかっているので、何か新しいスキを見つけたいのでしょうが。
    もちろん、この案を考えたのは高学歴のお役人でしょうが、思い付きのレベルですね。子育て中にリスキリングをとか言い出すところも含めて、国民と役人・政治家の距離感が離れまくって、国民はただの働きアリとみられているようで悲しいです。働きアリだって食ってけるくらいのえさにはありつけるでしょうに、こちらは餌すら自己負担です。

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