テスラ潰しの電気自動車を出したシャオミ、日本メーカーの家庭用洗濯機も潰す。自動車大丈夫か?

これを自動車でやられたらオシマイでしょうね、と真剣に思った。家庭用の洗濯機で最も人気あるのは、乾燥機能付きドラム式。40年くらい洗濯をしたことがなかった私ながら、スイッチ押すだけで乾いた状態になる。かくして八丈島滞在中も洗濯で困ることは無い。そんなドラム式の課題は価格。便利でしっかり汚れが落ちてバランスよく乾くのだけれど、高い。20万円以上します。

ここにきて値上がり中。高機能だと30万円に届くタイプもある。そこに出てきたのがシャオミ! もはや驚くしかないのだけれど、売れ筋の12kgタイプで5万1千円(2299元)とな! 安かろう悪かろうと思いたいのだけれど、心臓となるモーターは10年保証。530mmと大きいドラムはシームレスレーザー溶接。95度の温水も使え、ドラム式の弱点であるカビ対応済み。

蒸気滅菌やダニ除去などの機能も持つ。ダニ除去率は100%、滅菌率は99.999%というから凄い。電力使用量は調べられなかったものの、乾燥をヒートポンプで行っているというので日本勢と大差ないかもしれない。電力消費量が同レベルなら、もはや日本勢は戦う術を持たない。というか、すでに海外で話題になっており、中国製品が輸入可能な国は日本勢終わりかも。

10kgタイプで4万4千円(1999元)

日本に入ってきても厳しいことになるだろう。10kgタイプで6万円。12kgタイプで7万円とかの価格設定だと、日本ブランドはお話にならない。おそらく勝てない。一部の中国嫌いは日本ブランドを買い続けると思うが、このくらいの価格差あれば私なら迷わない。なんとなれば上の写真の八丈島洗濯機、10年モノなのだけれど少し怪しくなってきた。買い換えるならシャオミで十分。

これを電気自動車でやられたら厳しい。先日デビューした『SU7』はタイカンやモデルSの対抗馬で日本への影響ないものの、ヤリスやフィットと同じサイズの電気自動車でフル装備150万円となったら、地滑り的な売れ行きになると思う。希望は家電業界より自動車業界の方が高い競争力を持つこと。家電業界、軒並みやられすでに風前の灯火状態。高機能洗濯機が事実上の最終防衛ラインでした。

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3 Responses to “テスラ潰しの電気自動車を出したシャオミ、日本メーカーの家庭用洗濯機も潰す。自動車大丈夫か?”

  1. トヨタ車ユーザー より:

    >高機能洗濯機が事実上の最終防衛ラインでした。
    確かにそうでした。
    でも、20~30万は高いように思っていました。売れるから良いのでしょうけど、ちょっと現状に甘えすぎとも思っていました。
    シャオミは本国ではすでに家電にも手を出しています。逆に言えば申し訳ないがそれ(シャオミの高機能洗濯機)が日本に来れば、安価に高機能洗濯機を手にすることができます。日本のメーカーは洗濯機も価格がガラパゴス気味になっております。
    かといって、安価なモデルは海外勢に奪われているものの、AQUAとかハイセンス・アイリスオーヤマの洗濯機・冷蔵庫は、トレイやパッキン製氷皿がちゃちくて、電気も食う(安価なモデルはインバータでないことが多い)。その辺をシャオミがどうやって来るのか見たいところですね。

  2. ナンケイ より:

    イケイケだった頃の日本はいかに役立つ製品を安く売る、が売りだったのに、最近の家電はそれなりに高付加のものをいかに納得してもらえる範囲で高く売るか。になっているような気がします。
    上級クラスのドラム式洗濯機はパナや追従した日立は「値引きしません」作戦。

    このタイミングでシャオミが上陸してきたらひとたまりもないでしょうね。

  3. ベストカーガイドラブ より:

    親方お疲れです、ブログ情報ありがとうございます
    中国製電気自動車、あくまで個人的感想ですが、家電も含め中国製品のスペックの数字、本当かな・・が正直なところです
    車に関しても、評論家の皆さんは絶賛してますが、誰一人として身銭切って乗ってる人は皆無、皆、ガソリン車乗ってます  笑  それが現実、真実かと思います

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