新型CR-V高い! ハイブリッド4WDは400万円とな! こら失敗確実です(14日)

今やクルマ好きにとって一番気になるジャンルといえばSUVだと思う。日本に於けるSUVの人気を決定づけたのは、言うまでも無く1995年発売のCR-Vである。価格の割りに大きく見栄えした。走りだってクロカンと違い限りなく乗用車に近く快適。ちなみに初代フォレスターや初代ハリアーが1997年。1994年にRAV4も発売されていたが、むしろCR-Vの人気上昇に引っ張られた感じ。

本来ならホンダがSUV人気を引っ張っていくべきだったろうけれど、その後、後出ししてきた勢力にオイシイところを全て持って行かれ、日本撤退になってしまう。「こらアカン!」ということなんだろう。8月30日、満を持して5代目モデル投入してくるが、驚くほど高い。ナビ標準装備になるとはいえ、1500ccターボFFが323万円~。ハイブリッドの4WD400万円~という!

ここに価格全部出てますね

4WDの400万円という価格、ハリアーHVにナビ付けた価格を意識したんだと思う。2モーター式ハイブリッドということで安く出来なかった? この予算、私なら2400ccエンジン積むアウトランダーPHEVのマイナーチェンジモデルを選ぶ。まだ価格を発表していないけれどナビ付きグレードでCR-Vの20万円高くらいだと思う。PHEVなので20万円の補助金+数々の優遇税制あり!

最近のホンダ車に共通することながら、ギョウカイの人からすれば「最初から売れないと解っているクルマを出す戦略が全く理解出来ない」。CR-V、売れないと思います。間もなく発売となるクラリティPHEVも驚くほど高いため、100%厳しい。さらに年内デビュー予定の3代目インサイト(シビックハイブリッドの後継)だって最初からアカンことが誰にだって解る。

国内販売戦略をゼロから見直した方がいいんじゃないか、と思う。日本に於けるホンダのポジションを全く認識出来ていない? おそらく稼働率伸び悩む寄居工場をナントカしようと悩んでいるのだろうけれど、ジェイドから始まり、グレイス、新たにライン作った、シビック4ドア、CR-V、インサイトと全て失敗または失敗確実。アメリカが好調なので目立たないけれど大失策です。

ホンダを立て直したオデッセイ、ステップワゴン、CR-V、フィット(全て初代です)をもう一度思い出して欲しい。ライバルを圧倒する魅力持つクルマを、ライバルがをたをたするほど魅力的な価格で出してきた。考えてみたら初代シビックだってクラスレスのクルマでしたね。「ホンダはトヨタと違う魅力を持っている」という点からスタートしなけりゃアカンと思う。

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