瞬間最大風速60mと言われる台風最接中の八丈島から随時レポートします

16日10時 最接近時の3時は意外な事に風もやんで「こんなもんか」。しかし4時くらいから徐々に吹き始め、7時くらいから絶好調! 瞬間最大で軽く30mを超える北からの風が吹き始めた。今まで知見のあった台風は通り過ぎれば急速に天候回復となった。しかし7号は依然として蚊取り線香のように綺麗な渦巻き。むしり通り過ぎた後の吹き返しの方がパワフルだったりする。

そして9時くらいから雨も加わる。雨と言っても真横に飛んでいく。これ、雨量なんか計れないと思う。気象庁、どうやって計るんでしょ。とりあえず小屋もログも、一番不安だったコストコで買った物置も問題なし。今のところ被害ゼロ。10時くらいから”安全な場所”から海を見る。波高5~6mというけれど、もう荒れまくり! 東海汽船が着く外側の防波堤を軽々越えてくる。

15日22時 徐々に風が強くなってきてます。あと1時間くらいで暴風域に入ると思われる。現在17mの北方向からの風。少し前まで止み間もあったのだけれど、連続して吹くようになってきた。雨の量も増えており、真横から飛んでくる状態。風はすでにピークに近く(22m程度の予報)、雨も3時くらいがピークになると思う。小屋は全く問題なし。停電あるか?

15日18時 最接近まで9時間となったものの、風はそれほど強くない。風速15mくらい吹いているハズなのだけれど止み間も多く気にならず。雨はほとんどなし。台風中継に来ているクルーは良い絵が撮れないかも。藍ヶ江という南に面した港に行ってみたら、すでに来てます5mの波! 動画の左は高さ4m以上ある防波堤。白い灯標も2m以上あります。そいつを軽く乗り越えている。

 

15日15時 最接近まで12時間。八丈小島に掛かる雲の向きが少し変わりました。南からのうねりは波高2~2.5m。スパン10秒。雨も降り始め、風は私の小屋で北東10mといったイメージ。15時から通行止めや立ち入り禁止になる場所も出ており、避難所が立ち上がりました。スーパーや町営の温泉などは18時くらいまで営業するとのこと。17時過ぎたら温泉に行きます。

釣り道具屋さんに行ったら「ムロアジが釣れてますよ」というのでコマセ買って港の一番奥へ。ここ、波高5mくらいまでは全く影響なし。台風接近中でも安心して釣りが出来ます。なるほど魚影濃い! 台風前の荒食いってやつか? 最近高級魚になりつつあるムロアジが食べきれないほど釣れた。15時くらいまでは神湊港は風も雨もない釣り日より。いやいや楽しかった~。

15日10時 台風最接近18時間前の八丈島です。風はまだ弱く、雨もたまに少し落ちてくる程度。昨日から台風修行に来島している同士はバイクで島内一周ツーリングに行きました。フネ乗りなら誰でも参考にする観天望気(自然現象から天気を考える事)からすれば、八丈小島に見た事のない雲が気になる程度。天気予報のない時代であれば、普通の低気圧と思ってしまうかもしれません。

朝7時台に羽田空港を飛び立った1便は無事到着。満席で飛び立ちました。1日1便の客船も無事着岸。これまた満席で竹芝桟橋に。10時間掛かるので東京湾に逃げ込むまでは揺れるかと。とりあえず島は全く普通。スーパーもやってる。午後はよほどの雨にならない限り海に行き、釣りをする予定。八丈島、台風接近中でも安全な場所があります。10時に行ったらダイバーも。

いつもの通りTVの取材クルーが来島している。昨年は「食べ物がなくなりスイカの皮を食べている」と島民に言わせ顰蹙を買い、以後、誰もインタビューを受けなくなった(大笑)。島の人は慣れているので多少のことじゃ誰にも迷惑を掛けずに生活出来ます。私も昨年は孫と泳いでました。「平常な島」からタイヘンそうな絵やレポートを送るのはご苦労様です。

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3 Responses to “瞬間最大風速60mと言われる台風最接中の八丈島から随時レポートします”

  1. アミーゴ5号リボーン より:

    ぶっちゃけた感想です。

    八丈島のレポートは、一昔前に若者がヤンチャした様子を投稿したバカッターと紙一重かもしれないと感じています。

    でもですよ、大人が様々な備えと経験を元に、自己責任を大前提にして行うレポートですから、前者とは質が全く違うと思います。

    個人的には、「日本人、臆病になリすぎることなかれ」「備えあれば憂いなし」「来る大天災への予行演習」等というメッセージと受け取っております。

    と大いに持ち上げておきながら、その本質は、バカッターあらためアホックスだったりして。

    というのはおチョッカイです。
    m(_ _;)m

  2. まどか より:

    60メートルは聞いたことないです。雨量測り方は、雪は電熱線で溶かして測るのは聞いたことありますが、台風は聞いたことないです。恐らくですが測り方は普通に普通の装置で測ってるんではないでしょうか?結局は重力が働くので地面に落ちるんじゃないかと。

  3. スポーツカー好き より:

    阪神・淡路大震災の後
    親父がシェルターを作ると言い出し
    厚さ1500mmのコンクリートを打設するのを手伝いました
    周りからは馬鹿にされましたが、備え有れば憂いなし
    ディーゼルの発電機もカッチリガードして4mほど土を被せて露天風呂とドッグランを作って友人に
    開放してます
    唯一の不安はロシア製の浄化システムです
    恐れる事なく備える
    大事だと思います
    人になんと言われようとも

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