アフガニスタンで凶弾に倒れた中村医師に「感銘を受けました!」とエールを送らせて頂きます
アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲さんは、いつかそうなるかもしれないという覚悟をしていたと思う。危険だと解っているからガードを同行させていた。中村さんをサポートしていた若いお弟子さんが暗殺されて以後、引く気もなかったろう。危険を承知で限界を追求する競技ドライバーや登山家のようなものです。人に勇気や夢を与えてくれる役割を選んだ。
したがって「可哀想」じゃなく「素晴らしい人生でした!」と私は考えます。アフガニスタンの難しさは、中村さん一人でやったようなことが政府に出来ないことだと思う。大型工作機械100台規模で水路作りなど行ったら、あっという間にアフガニスタンは豊かな国になったかもしれません。強いて言えば危険が迫っていると解っていたろうから、防弾車などあれば。
日本では中村さんを守ろうとして亡くなったアフガニスタンの人達を報じないけれど、命の尊さは同じ。亡くなった皆さんに「感銘を受けました!」とエールを送らせて頂きます。巷間「なぜ遺体を日本に連れて帰るため政府専用機を出さなかったのか!」などという言う意見が出ている。こらもう安倍政権そのものかと。腹が立つからこれ以上考えないようにします。
中村さんに学ぶことは「リスクを恐れていたら家の中でじっとしていればいいけれど、それじゃ何にために生きてるのか解らない」ということ。最近の我が国は「何もしないで無難に日々を送れば良い」と思っている人が増えてきた。興味深いことにそういった人ほど今回の件に対し憤る傾向。もし自分で行動できる勇気がないなら、頑張っている人の足を引っ張らず、応援してあげて欲しい。
崇高な人生を送った中村さんに対し、アベシが行ったデタラメのケツを拭く役人達のみすぼらしさに泣けてくる。国会で答弁する役人、一流大学を出て世の中から「あいつは出来る!」と言われてきた人達だろう。けれど子供でも納得できないウソを平気で言える人生なんて情けない。繰り返すが、そんな輩に対して怒るより、自分の人生を楽しむべきだと思う。
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