インド人
10時25分発のルフトハンザA380でフランクフルトへ。気流の関係なんだろう。通常は新潟に抜け、日本海を飛びシベリア上空を通るルート。しかし今日は真北に向かい、苫小牧あたりの北海道上空を通った。限りなく北極圏に近いトコロを飛ぶ。それでもフライトタイムは約11時間20分だというから面白い。
機内で『アポロ13号』と、トラと漂流する少年の荒唐無稽な映画を見る。アポロ13号は素晴らしい映画だったけれど、トラの映画についちゃ「あらら?」。そもそも当時の日本の貨物船に、なぜ白人のコックが乗ってるのか? 食材もヘンだし。グアム近海で漂流し、メキシコに流れついたというんだから凄い。
主役の少年はインド人という設定。今や世界規模でインドを向き始めた。イギリスのおばあさんが(007のMの役)インドに住むという映画もある。中国は終わったのでございます。西洋社会から見れば「仲間になれない」という雰囲気が強くなりつつあるのだった。その点、インドは西洋と上手につきあう。
今やIT業界はインドの頭脳成しに成立しない。USBだってインド人の発明だ。そもそもインドの数学力たるやハンパない! 世界で一番レベル高いといわれるインドの大学IITは、2回しか受けられないそうな。何年も落ちるようなレベルの頭脳が勉強しても、時間のムダというワケ。才能のある人材を育てたい、ということです。
確かに同じ勉強を必死で何年かやれば合格レベルに達するかもしれない。でもインドは1年で合格する人の才能を伸ばそうとする。こらもうどんな分野にでも当てはまると思う。日本のように「やれば誰でも出来る」という根性論(裏返せば人間皆平等論)じゃないのだ。そらインドに勝てないブブンも出てくるワな。
晩ご飯
フランクフルトは寒いかと思いきや日本より暖かい。今日は駅前旅館泊。「マルシェ」(ドイツでもフランス語がカッコ良い?)というセルフサービスのお店で晩飯。ソコらのレストランより美味しかった。明日はアルザス地方のコルマーに行きます。『ハウルの動く城』の舞台になった帽子屋さんが見られるかしら。
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師匠、インド!じゃなかった、ドイツ!ですか。
映画、インドと来て
自分は映画産業世界一のインドを思いましたよ。
なつったって、製作数世界一。
さらに、観客動員数33億人(2008)ですもん!