クルマ作りには「愛」と「夢」がなくちゃアカンとシミジミ思う(17日)

クルマ作りも、クルマ販売も愛と夢が無いとアカンと思っている。試乗会じゃ味見だけだったアテンザのマイナーチェンジモデルにじっくり乗ったら、いろんな意味でウナってしまった。そもそもアテンザというクルマ、マツダにとってドン底の時期に開発されてます。なのにデビューから3年経っても全く魅力を失っておらず。基本設計に手抜き無し。愛と夢を感じる。

開発責任者だった梶山さんが強引にマニュアルミッションを設定したのも改めて「素晴らしい!」。マイナーチェンジで乗り心地を大幅に改善させたこともあり、乗っていて楽しいのだった。最近のマツダ、「どうだ凄いだろ自慢」や中途半端な馬の話ばかり聞かされるので気持ち悪いけれど、素直にクルマだけみれば確かに良い。乗っているウチ、どんどん評価上がる。

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アテンザ、4WDなのに燃費良いっす!

例えばマニュアルなのにアダプティブクルコンが付いている。減速したらクラッチだけ踏んでシフトダウンすれば、クルコンはそのまんま継続。シフトアップも同じ。シフト操作しても中断されない。こらもうアダプティブクルコンを開発した人が、クルコンを愛してるし夢を持ってるんだと思う。マツダで唯一「夢」を感じさせないエンジンも、2,2リッターのディーゼルだけは良い。

そんなことを考えながらオデッセイHVに試乗してアダプティブクルコンを使ってみたら、見事に愛も夢も感じず。そもそも先行車の加速に全く追いつけず。クルコン好きじゃない人が仕事で開発してるんだろう。ホンダの場合、自動ブレーキもF1のパワーユニット担当も愛と夢がない人なんだと思う。国内販売だってクルマに愛と夢がないから、売れそうもない価格付ける。

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オデッセイHV、燃費に対する愛と夢は感じます

そうえば昨日のこと。日産グローバル本社前の急速充電器にとっくに充電終わったリーフが1台。次にお腹減らしたリーフ来てるのに、戻ってこない。見かねた広報の人が守衛所に聞きに行ったら、呼び出したようだ。何と! 日産の建物から出てきた。社員のマイカーでした。しかも待っている人にお詫び一つせず。育ちの良い紳士多い日産のイメージが崩れました。

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