ゴーンさん、お金儲けより立て直しが趣味です(19日)
一昨日の晩、日産の人達とゴーンさんの話になった。「ゴーンさん、きっと三菱自動車に乗り込むと思いますよ」と私。三菱自動車にもプライドがある。日産を1度卒業した人が1人で来たって誰も言うことを聞かないと思うからだ。日産の経営危機の時、立て直しに日本の企業の副社長級が乗り込んできても、ダメだったろう。ゴーンさんという外国人だから出来た。
「ゴーンさんがダメならルノーから辣腕の経営者を引っ張ってくるしかない」と再び私。いずれの”読み”も日産の人達は「ありえないと思いますよ~」。日産から4人追加で役員を送り込みますから、と言う。いやいや5人くらいじゃとうてい歯が立たないでしょう! 三菱自動車の社員だって優秀な人がたくさんいる。益子さんによって「無能の人達」になってるだけ。
今日の三菱自動車は知らないけれど、聞けば聞くほど驚く。少なくとも昨日まで「何もやらない方が失敗しないで済むため出世するんですよ」状態。動くと「何のためそんなことやるんだ?」と説明しなくちゃならないし、たいてい「ムダだからやめろ」になるらしい。だからこそ自粛期間中、大半の部署の人達はな~んにもやらなかった。ホンモノの役所でございます。
ゴーンさん級のヒトなら三菱自動車を変えられる。ゴーンさんを見てると、もはやお金儲けより立て直しが生き甲斐といった感じ。ゴーンさんと同じタイプの経営者は(フォードのナッサー社長が好例)、晩年お金儲けに走った後、やり過ぎて自滅する傾向。ゴーンさんも同じ道を歩むのかと思いきや、長い間日本人と付き合い「徳」を積むことを考えたのかもしれない。
何を隠そう先日インタビューした時、半分くらいの時間、私以外の人の質問でアタマに来たようで怒鳴りまくっていた。だからこそ私の質問に対し、驚くほどしっかり答えてくれたのだけれど(いつもは自分の主張しか言わない)、その際「企業立て直しこそオレの趣味なんだ!」という主張を感じました。損得勘定無しで三菱自動車に乗り込むかもしれないと思った次第。
三菱自動車の株を今後10年持ち続けるというあたりもシグナルである。この時点で株価が上がると思った。だから私は三菱自動車の株を推奨したのでございます。益子さんが残ることを問題視する人も多いようだけれど、ゴーンさんにゃついて行けまい。ゴーンさんに外される、というより自ら引くと思う。役者が違います。3年すれば三菱自動車は大きく変わっている。
タイのラリーが延期となったため、久し振りにタイ釣り。北風の東京湾を南下し観音崎をかわして鴨居沖へ。アンカーをドボンして仕掛け投入したら、一投目から良いあたり! 竿をしならせて上がってきたのは、美しい雌鯛でした! 続いて船中2匹目、3匹目、4匹目、5匹目! 残念なの、私の竿ぢゃなかったことっす! 全て私ではありません。泣。
2人で行ったので釣れなかったのは私だけ。今月、タイにゃ振られっパです。10時過ぎに潮が止まったら魚探にもサカナっ気無くなり、ピクリともしなくなっちゃいました。ちなみに私の竿に掛かったのは、サバフグとクサフグそれぞれ1尾のみ。しくしく。それでも海の上に居たら、ストレスが消えて行きました。マリーナに戻ってフネ洗っていたらゴーンさんのニュース。急いで帰ります。
三菱の株、3年スパンで考えれば、今期赤字幅が増えても割安だと思う。明日、上がるかな? 赤字で下がったら買いです! ゴーンさんの実力を知らないのかと。
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