トヨタWRCを率いるマキネン、ラリーメディアと冷戦状態に!(18日)
来年から復帰するトヨタWRCは、いよいよ昨年のホンダF1のような状況になってきたかもしれない。『ラリースポーツ』というメディアでマーティン・ホームズさんというラリージャーナリストの超大御所(別格扱いです)が、マキネンとメディアの戦争状態を伝えている。この意味、極めて大きい。私のような木っ端ヒョウロンカならナニを書いても全く影響力無し。
けれどホームズさんの影響力たるや大。事実上、マキネンとメディアの開戦宣言のようなモン。専門メディアは一般メディアと異なり、本来なら「楽しさ」を伝えたいと思っている。それが悪口を書くというのだから深刻だ。まだ本格的な「攻め」というより、とりあえず様子見的ジャブのような第1報ながら、今後マキネンとトヨタWRCに対する批判は急増するかと。
地元フィンランドのメディアとも今や冷戦状態。トバッチリを喰ってるのがマキネンのチームから参戦している日本人ドライバーだ。『ラリーマガジン』というメディアのフェイスブックは勝田選手がクラッシュした後のカットを使い「Harakiri」というコメントを入れてます。ラリーにクラッシュなどつきもので「良く攻めた!」とホメられることはあっても、こういった表現など見たこと無し!
お爺さんに心配させないよう、慎重に行きましょう
トヨタを見てると完全に準備不足。復帰1年目に苦労することについちゃカッコ悪くないと思うが、マキネンを含む関係者の一部がモリゾウさんの意思をキチンと汲んでいないのは厳しい。「自分の畑を作り自分の取り分を確保したい」と駆け引きしてるワケです。内紛もファンからすれば「これもラリー」と思えるけれど、メディアとケンカしちゃアカン。という点でマキネンの失点である。
ちなみにマキネンをトヨタに紹介した人も、今やあきれ果てており絶交状態とのこと。同じくマキネンと絶交状態になってしまったラリー関係者は数多いという。せっかくWRCに戻るのなら、みんなから「頑張れ!」と応援して貰える方がずっと楽しいと思うのだがどうだろう。このままだと「お金にモノを言わせる感じ悪いメーカー」になってしまいます。モリゾウさんの本意じゃなかろう。
昨年はメディアとケンカ状態だったホンダF1は、打って変わって良い雰囲気。日本人のメディアに挨拶をするし取材も受けてくれるし和風弁当を配ったりし始めた。こういった気配り出来てくるとリザルトも付いてきます。現在の戦いぶりは昨年までの”仕込み”で出来る最高の仕事をしてると思う。今年後半から新しい技術も入り少しづつ面白くなってくるとだろう。
今やホンダF1でダメダメなのは、頑張ってるF1の最新情報を伝えない日本側です。現場の頑張りを応援したくないのだろうか? 日本の雰囲気良くなれば、現場や技術開発部門の日本人だって励みになる。
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