ローレライ

BMWやベンツなら多少良いクルマを出したって日本車には全く影響しない。しかし! 本日試乗するシボレー・ソニックが良い仕上がりなら、ホンキで心配しなければならない。というか自動車関係者なら最も注目すべき新型車の一つです。やっと試乗かなった次第。

GMにとって初めてとなるコンパクトクラスの国産戦略車種である。
『クルーズ』や『アギーラ』など今までのコンパクトクラスは基本的にスズキのOEM。加えて北米と欧州が中心で、伸び盛りの新興国向けと言い難い。スズキと切れたことでGMは独自開発しなければならなくなった。

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シボレー・ソニック。日本仕様は『アベオ』

そこでオペルと韓国GM(旧大宇自動車)が共同してコンパクトカーの開発を行う。完成したのがソニックでございます。試乗コースはヴィスバーデンからライン川添いに下りながら、写真を撮って行きましょう、というもの。天気も上々。道路は空いており、クルマを評価するのは(楽しむ?)に申し分のないコンディションでございます。

というより、観光旅行の如し。写真もどこで撮ったって絵になるから楽である。
途中、ローレライを通る。今日はたまたま大型の貨物船がローレライを曲がるトコロに遭遇した。いやいや驚きました。そもそも川下に向かっての流れがハッキリ見えるほど速く流れている。

ここを海のフネより細長く出来ている川フネ(曲がりにくい)で下ってきて、さらにほぼ90度曲がらなくちゃならない。
こら事故が起きたって不思議じゃない。というか、事故起こさない方が不思議。あのドイツ人が川の流れをよく変えませんね、と思う。工事しちゃったっていいですから。ローレライの通過を楽しんでいるんだろう。というかローレライを操船出来る技量ないと狭い川は航行出来ない?

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シュニッツェル

お昼はライン川添いのレストラン。シュニッツェルという日本のトンカツをオーダー。お店のチョイスが良かったのだろう。とっても美味しい。食事中、フランスの原発が爆発したというニュースとスズキの一方的な別れ話のニュースに接す。

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4 Responses to “ローレライ”

  1. applefanjp より:

    クルマも関心ありますが
    ローレライの船が気になって気になって。
    直角のクリークを大型船が曲がるんですよね。
    どんな様子なのでしょう。
    ああ、眠れないぞ、今夜は!

  2. kine より:

    阿賀野川も大正時代?に河川改修をしてまっすぐにしたら、阿賀野川から信濃川に流れている小阿賀野川に流れなくなってしまったので阿賀野川に床固め(ミニダム?)を作って水位を上げて小阿賀野川に水を流しています。
    阿賀野川と小阿賀野川には阿賀野川と信濃川の船の水運のために閘門があり、昔は帆かけ船やイカダが津川や会津方面から流れてきたそうです。
    ライン川もまっすぐにするといろいろ問題が出てくるのではと思います、日本の河川と比べるとはるかに水深が深いでしょうし、川は流れたいように流れています。

  3. キョロチュウ より:

    ローレライ、懐かしいです。昔、ニュルンベルグからケルンへ鉄道で行ったときにライン線の特急の中から見ました。もう一度見てみたいですね。

  4. 真鍋清 より:

    小生も次はシボレーアヴェオにするか―あれほど期待したダイハツイースは後席ヘッドレストがないためにおちおち母親も乗せられないし、やはり高い税金を払ってもデミオのスカイアクティブかこのアヴェオは魅力的な選択肢に映ります。
    当然ながら現在使っている2004年式ヴィッツ1300U-L/91331km走行よりも確実にリアシートは広く、安定性も段違いなために理屈抜きに「乗ったらやめられない」一台であることが予想できます。
    周囲から「そんな粗大ゴミいい加減捨てな」と罵倒されながらも「身体の一部」として体に仲良く、燃費改善で財布に優しいこのヴィッツ、離れるに離れられず15万kmまで絶対に乗り潰す予定です―同車の修理費がかさみ、部品も徐々に手に入りにくくなる暁には韓国製GMたるシボレーアヴェオ、頼もしいトラクション性能と無理の効くシャーシで小生自身のかっ飛びマシンとして、母親をリハビリのために病院に運ぶ足として「肌身離せぬ相棒」になることが楽しみです!
    そこで日本語教師の授業の教案をまとめるか!☆彡

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