中国おそるべし!(2日)

日本に居たら中国は不快な国である。こらもう多くの人が納得していただけることだろう。しかし中国に来ると、けっこう印象違う。確かにマナーや行儀悪い輩も多い。けれどそんな悪い人たちぢゃあないです。昨晩、ホテルにチェックインした後、若干燃料が足りず調達に出た。しかし! さすが三蔵法師の通った西域ド真ん中の場処とあり、上海や北京じゃ普通にあるコンビニなし。

そこで営業してるメシ屋でビールを飲むことにした。当然のごとく”つまみ”を頼みますワな。しかぁし! 見覚えのある料理名がない。どうやら地元の料理らしいのだ。帰ろうとしたら、店主(おばさん)のプライドなのか、中国語で激しく攻勢をかけてくる。覚悟を決めてメニュー見るも降参。そこで覚えている数少ない中国語で「わからない」と言うと、突如他のお客に向かって大声。

どうやら言葉が解る人を探そうとしてるらしい。するといい感じで出来上がっているオッサンが出てきた。英語通じるかと思いきや、100%中国語。しくしく。仕方なく「二つ」(リャンガ)と言ってメニューから選んでもらう。3分くらいの熟考の後、二つおばさんにオーダー。やれやれ、と思ったら戻ってきて「湯」と書いてあるメニューでなんか言ってる。適当に相づち打っておく。

やがて料理来てぶったまげ! 一つはトマトと卵の炒め物。二つ目に鶏肉と野菜の炒め物。それぞれ日本だと「大皿」に属すほどの量。見た感じ「4分の1も食えないでしょ!」。その上、洗面器一杯分のご飯が来たので断る。断るのも「ブヤオ」で知ってます。味は悪くない。特にトマトと卵の炒め物は初めて食べる味。ところが、でございます。さらに洗面器一杯のスープ来た!

澄んだスープにキュウリの薄切り。苦手なパクチーも入ってる! 食べないと失礼だからお椀2杯分飲むも、いかんせん洗面器サイズだから全く減っていない。ダイエットもヘチマもなくお腹いっぱい食べてお勘定。ビール入れて69元(1100円)。4人で食べても残ったと思う。重たいお腹を抱えて歩く帰り道、そういや中国の食堂って、どんだけ頼んでも顔色を変えないことを思い出した。

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スモッグでなく黄砂とのこと

滞在している張掖という町は、昨日も書いた通り西域のド真ん中にあるアオシスのような交通の要所。一昔前は素朴だったというが、今や至る所で工事やってる。ネットで情報を探しても、日本語だとお寺くらいしかガイドに出てこない。ということをフェイスブックで書いたら、お坊さんの知人が「行ったことあります」。う~ん! やっぱり仏教界だと外せない場所らしい。

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