久々のアエロフロートでドイツへ(16日)
今回、経費削減のためフランクフルトまではアエロフロートを選ぶ。ソ連からロシアになって間もない頃、なぜかアエロフロートから連絡あり「飛行機 もサービスも一新したので招待したい」と連絡あり、数日間モスクワ視察をしたのだった。当時、機体はイリューシンからエアバスA310になり、行きがエコノミー。帰りビジネスを試した次第。もはや20年くらい前のことだろうか。
今も機体はA310。乗り込むと、キャビンアテンダントが人なつこい感じ。う〜ん! 思い出しましたね。ロシア人、基本的にノンビリしておりやさしかった。20年前もそうでした。仕事してもしなくても給料同じという社会主義から脱却し、能力が評価されるようになり、笑顔も多くなったという。いやいや居心地良いです。しかもロシアの機体なら撃ち落とされないし。
面白いことにロシアの飛行機に乗るとロシアとの関係を考える。北方領土、ロシアから考えれば日本ってインテリジェンス無い。だってロシアは第二次 世界末期まで日本の領土を攻めたことない。日本はロシア領土の攻撃をしてます。日露戦争、日本の植民地を巡った争いである。北方領土を取られた一瞬だけ切り取ればロシアが悪い。されど全体像は日本も悪い。
なのに「北方領土を返せ!」。も少し冷静かつジェントルになり「北方領土を返してくれたら凄く嬉しい。今住んでいるロシアの人はそのまま暮らしてください。アメリカと同じく基地を残してもいいです」くらいのお願いをしたら、全く状況は変わってくるんじゃなかろうか。ロシアの文化が残れば北方領土は素晴らしい観光地になると思う。普通に返して貰っても、与那国島のようになるだけです。
ロシアと友好な関係を築けたら、これほど心強いことはない。少なくとも北海道
の防衛予算を大幅に削減可能。我が乗機は到着が1時間くらい遅れたも のの、15
分遅れに挽回してゲートから離れた。離陸直後から気流が悪く関東上空で上昇
中、揺れまくり。日本海を飛び越えロシア本土に入ったあたりからも2時間くら
いシートベルト着用のサイン点灯。その後は順調にシュメレチェボ空港着。
トランジットのため降りてみたら、驚くほど普通のヨーロッパと同じ空港になっていた。免税店も多数。35年前にル・マンへ行くためモスクワ経由パリ行きに乗った際(ヨーロッパまでの直行便はまだ存在せず)、空港のバーに行くと、半分くらい残ったビール(大瓶)がたくさん並んでいる。なんでだろ、とビール頼んでみたら、ヌルい上、超マズイ!
それでも頑張ってコップにもう一杯ついで飲むが、もはやダメ。そして私が頼んだビール瓶は、皆さんと同じ量が残ってました。大笑いである。そんなシュメレチェボでビール頼んだら『バルティカ7』という小瓶がキンキンに冷えて出てきた。飲んでみたらウまいじゃありませんか! このビール、日本のロシア料理屋さんで飲めるとか。
2時間のトランジットはWiFiも使え快適。ここからフランクフルトまで3時間弱とのこと。エアバスA320でした。出発時間ピッタリ。予定より 30分も前の20時45分に到着す。しかしターミナル2だったためターミナル1のヒルトン・ガーデンインまで移動するのに時間かかり、さらにホテルの可愛いおねいさんが予約とスペルが1字違うと言って譲らずオリジナルの予約を見せろ。
アタマ悪くて可愛いおねいさんって何だかムカ付く。態度悪いっす。飛行機会社ぢゃないんだから、夜の22時近くにスペル1文字違いの人が他に来ると思ってる。超アタマ悪い。しかも入力システムとして問題あるので無く、PC立ち上げ過去のメール探しオリジナルの予約見せたら「はい」だって。 アンタのツマらん満足感を得るため早く寝た時間を20分取られた。
久々に疲れて寝。
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