九份再び

昨夕、山登りが始まる場所で通行止めになっていた九份は、どうやら激しい渋滞になったため突如交通規制を始めたようだ。それなら、とばかり早起きしてタクシーで向かう。バスは乗るのに待つという。するとどうよ! こらどうしようもありませんがな。そもそも九份は山の上にあり、行き止まりになっている。

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凄い人!

飽和状態になると、帰るクルマの台数しか入れない。早起き大成功でございました。ほとんど渋滞すること無く到着。ただすでに驚くほど混んでる! セブンイレブン横の小さい路地しかメインストリートへの入り口が無いのだけれど、昨晩の基隆の夜店街に勝るとも劣らない押すな押すなの状態。朝9時だってのに!

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千と千尋も得意

入ってすぐの場所に、日本の旅番組でジブリ作品の曲をオカリナで吹いていたお兄さんが居た。今日もオカリナ吹いていたのですぐ分かりました。TVで聞いたより上手。さらに進むと食べ物屋さんや甘味処、お土産屋さん、茶房など混然と出てくる。ハッキリ言って楽しい! ただ混みすぎていて夜店とあまり変わらないです。

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こんな感じ

千と千尋の神隠しのヒントになったという、階段の途中にある提灯の下がった飲食街の場所も見に行く。驚くほど狭くて急な階段だった。でもこんな雰囲気、他じゃ味わえないです。中国人のパワフルな飲食のさまを見ていると、まさしくアニメそのものといった感じ。ただ情緒たっぷり。ジブリファンなら遊びに行ってみたらいい。

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古い建物でお茶を飲む

途中、茶藝館と呼ばれる上質の中国茶を飲ませる店に入ると、押すな押すなの喧噪がウソのように落ち着く。阿里山の凍頂烏龍茶は2400円。九份に限らず、高いお店はどこでもノンビリできるあたりが面白い。12時になったので帰ろうとしたら、もう人間でジャムってしまっている。時速200mといった感じ。

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見事なハズし! クリックし拡大で

幸いお客さんを乗せてきたタクシーが居たのでそいつを確保して基隆のホテルまで。九份に行く道は大渋滞。バスは日本の通勤バスみたいに混んでいる。九份に最も近い駅のバス乗り場は人の列! どんだけ人気なんだ、とあきれる。こら押っ取り刀で夕方から九份観光など目指してもアカン。春節の観光ラッシュ、恐るべし!

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日本人は少ない

台北に移動し、圓山大飯店にチェックイン。14時から今回の訪台の目的である「中国観」の取材。いろんなことを教えてもらう。今後書く原稿の土台になってくれるだろう。こういう取材が重要だということを、今年1月に司馬遼太郎記念館に行った時に感じました。やはり原稿は裾野が広くないと面白くならないと実感しました。

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2 Responses to “九份再び”

  1. Rotarycoupe より:

    台湾の中国観は複雑です。日本観ですら一般的な日本人が想像するよりも複雑。比べれば、まだ大陸の人間のほうが複雑ではないです。
    台湾には、レクサスに憧れているにもかかわらず、日本人が大陸で中国人から苛められた話を聞いて大喜びする人がいます。これ、彼らがなぜ喜ぶのかを理屈で説明しようとしてもできないです。
    台湾は、、複雑です。

  2. applefanjp より:

    日本語訳、ナイス!
    こんな間違い英語の和訳でもあるんぢゃないすか?
    師匠のお姿。
    いやあ、馴染んでらっしゃる。
    自分と同じにしちゃいかんですが、
    自分もベトナムでベトナム人は無料の博物館で
    入館料を払おうとしたら、
    おまえはベトナム人だからお代はイライナイヨ!
    って、叱られちゃったのを思い出しました!

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