二の丑

今年の夏は一度も花火を見に行ってない。毎年行ってる浦安花火大会はラリーと日程が重なりアウツ。マリーナから10分で行ける江東花火大会は8月1日だったものの、その気になれずお休み。まぁ花火よりもっと楽しいことをやってる、ということなんだと思う。海や釣りも同じ。全然行ってない。

すでに次の全日本ラリーまで19日間となってしまった。その間、回生制動の復活やバッテリー冷却などの対応策を練らなければならないのだけれど、今のところ情報待ち。その間、夏休みという「ナニも進展しない時間」が入ってる(私は休みなど関係ないです)。何とか間に合わせようと思っているがいかに?

今日は「二の丑」というヤツ。何年かに一度、土用の期間に丑の日が2回ある。ただ1回目ほど売れないので仕入れも準備もしていなかった。とりあえず朝から出勤してみたら、普通の土曜日よりスタートが良い。もちろん7月22日と全くイキオイは違うものの、バイト2名体制にしておいてよかった。

1050円のランチを止めたらお客さんがガク減りするかと心配していたら、そうでもなかった。むしろヤヤこしい人は減り、板前さんも「良い感じです」。そういやネットで悪口書かれるの、ランチが多い。そらそうだ。1050円といえば昼飯としちゃ高い。フンパツしてみたのに少ないぞ、というイメージなんだろう。

しかも「焼きがカリッとしてない」みたいな悪口。おそらく蒸しを入れる東京のうなぎと、蒸しを入れない地方のうなぎの違いが解らないんだと思う。蒸したら焼いてもカリッとなんかしないです。江戸前のうなぎの粋は「ふわふわ」なのだ。逆に高くなったらうなぎの味を知っている人が増えた。緊張します。

難しいのは蒸し加減。蒸し過ぎたら脂が落ちすぎて淡白になるし、足りないと硬さが残る。うなぎの質を見ながら、最短の蒸し時間を探るテクニックこそ重要だ。このあたりで美味しさに決定的な違い出る。ウチの板前さんは見切りが上手。そもそも良い品質のうなぎが必要ですけど。有難いことに良いうなぎが入ってくる!

<おすすめ記事>

3 Responses to “二の丑”

  1. ナベック より:

    3日昼前に伺いましたが、続々と客さんがいらっしゃいましたね。
    相変わらずのおいしい鰻で、専門店ならではの美味を堪能しました!
    美登里さん、蒸し加減も勿論ですが、焼き加減も素晴らしいです。
    均一にきれいな焼き色で、しかも焦げもなし。
    炭火の前で、顔を赤くしながら、汗だくで鰻に向き合っている姿に、
    伺うたびに、板前さんの職人としての心意気を感じます。
    ご馳走様でした。

  2. 阪神ファン より:

    うなぎ好きです。
    良いうなぎとそうでないうまぎは、噛んだ時にわかるような気がします。良くない物は身にしまりがないというか、ふにゃふにゃ感というか・・・、違いを感じます。
    うなぎのランチが¥1050なら高いとは思わないです。
    逆に安いくらいでは・・・。
    遠く離れた兵庫県からはお店に簡単に伺うことはできないのが残念です。

  3. AJIRO より:

    3日昼前にナベック氏と一緒に食べに行った者です。
    以前伺って食べた時もそうでしたが、美登里さんの鰻は素晴らしい! ふんわりとしていて、かつ脂の落とし加減が絶妙! とっても美味しかったです。
    私はビンボー人なので鰻はなかなか食べられないのですが、だからこそ、食べるのならスーパーで売ってるモドキ品だけではなく、多少値段は張っても専門店の本物を食べないと、と思っています。(でないと、本物を見る眼が育ちません) 今回も「いや〜 やっぱり本物は素晴らしい」と大満足しました。
    美味しい鰻をいただき、ありがとうございました!

このページの先頭へ