問題点続出ながら、一つずつクリアしていきます(20日)
本日は車検とシェイクダウン走行の日。車検の前にブレーキ関係のトラブルシューティングをする。今やダイアグノシスが無いと問題解決は難しい。症状についちゃ解るものの、原因に辿り着けない。とりあえず「負圧が足りないのではないか?」ということで、負圧タンクを追加する。
朝からトラブルシューティング
といってもそんなモン無いから、タイ在住で超ベテランのメカニックの加納兄が近所の解体屋からちょうど良いサイズのタンクを見つけてきてくれた(タイの中古パーツだから30年モノ?)。これで負圧のキャパシティ増えるため、ブレーキも安定して効いてくれるだろう、という読みである。
ちょうどボンネットとの隙間に収まった
これでイケるか、と思ってシェイクダウンを走ってみたら、やっぱりダメ。負圧が足りないのである。リストリクターとの相性を再度検討するも、様々な方向から再チェックを行う。一番簡単なのはモーテック(競技用制御コンピューター)にしてマスターバック無しにすること。
ただそれをやるとアイサイトを生かせない。STIでなくS4を選んだ大きな理由の一つは「アイサイトがついている」ということ。はたまた障害のある方でも競技に出られる、というのも大きな理由。思い切り踏まないと効かないマスターバック無しだと運転できなくなってしまう。
ブレーキは安定しないものの、負圧不足が原因なのは判明した。明日からこの状況で走るため様々なシチュエーションでブレーキを踏んでみる。同時にCVTの温度上昇のチェックもしなければならないため、皆さん3~4本で切り上げるシェイクダウンを9本走りました。汗だく。
日本のエンジン担当者に写真送ったりして原因を探る
スバルの技術者にも隣に乗っていただき、原因を探る。するとブレーキ以外の問題点も見つかった。若干アイドリング高いのだ。実は私も感じていたのだけれど、直噴なのでいかんともしがたい。ということでシェイクダウン終わって暑い中、再びトラブルシューティング。
すると原因らしき状況に辿り着く。対策したらアイドリング下がり、驚くことに全て普通の状況になった。ブレーキ負圧もキチンと安定して出るようになったから嬉しい。CVTの方も耐久性と寿命を持たせるためダブル&厳重に行っている温度の管理を本当にトラブルを起こす方だけにしてみた。
とりあえずできることは全てやりました。ライバルは1250kgという軽い車重に35口径のリストリクターで2200ccの中国選手権用のスーパーランサー(380馬力)2台と、34口径のランエボXであります。250馬力程度となる33口径+CVT+1550kgのWRC S4にゃ厳しい。
目標はTOPから1kmあたり2秒。100mの直線一本で0,5秒くらい負ける。本来なら1kmあたり5秒遅くたっておかしくないです。2秒遅れなら素晴らしい。35口径のリストリクターにして150kg軽量化したら、十分戦えるということですから。準備全て終わったので連日の屋台ナイツです。
<おすすめ記事>