喜多見さんおめでとう!
25年ぶりのラリーで見事優勝した喜多見さんも無キズじゃありませんでした。ヌタヌタのSS4でコースアウトし左側面に激しいダメージを受ける。幸い、足回りは問題なし。さらにSS6でコースアウトし土手に激突。左前輪のロアアームを曲げてしまい、最後のサービスで交換作業を行う。これも一発リタイアで不思議じゃありません。
ドロの中、小澤さんと大島さんが鬼神の如く作業を続ける
おかげで喜多見さんのクルマも2日目には再びベストなコンディションに戻り、フルアタックを続けられた。大島さんは小澤さんから「今年もラリーシーズンが終わったからタイに遊びに来たつもりでおいでよ」と声を掛けられたのが100年目。ドップリとラリー漬けになってしまった。申し訳ない!
今年はタイの冬にもかかわらず、暑いの何の! 外気温35度。4枚重ねの毛布みたいなレーシングスーツ来てヘルメットカブって(その下にマスクも!)グローブまでして窓を閉め切って走る。もはや洗濯機から出して脱水もしていないような濡れ方。オヤヂの汗だと思うと気が遠くなる。
大島さんの筋肉は凄い! ウデなんか太くてカッチカチ。肩から背中の盛り上がりもハンパ無し! 小澤さんも細い割に凄い。なかでも工具を引っ張るチカラで猫背に見えるくらい筋肉が付いている。二人とも日本のラリー界じゃトップ級のメカニックです。この二人がいなければ喜多見さんの優勝もなかった。
ということで改めて「おめでとうございます!」と言いたい。キングスカップで念願の君が代も聞けた。25回の歴史の中、日本人としては3人目であります。おそらくラリーに再びハマることだろう。そして一段と早くなるに違いない。隠れていた才能を引き出せたことで私は満足であります。コ・ドラのイテポンも大喜び!
下は本物のキングスカップ。本来なら一晩貸してくれるのだけれど(コイツを見ながら飲む)、今年はラリーホテルが本部と離れており記念撮影。2005年に優勝したバリマキなどと同じく喜多見さんの名前も入る。ちなみに最初に勝った日本人は篠塚さんです。私には縁がなかった。
下の写真は納得いく走りが出来たSS6とSS7のスタートの前。
そして下はSS11。このSS、手前でシビックがコースアウトし、コ・ドラの女の子が左腕を骨折。救急車の出場となりSSキャセルとなった。私のクルマは精神力あるのか、走行のジャマにならないコーナーのイン側の路外まで動いてくれましたね。通り過ぎるドライバーが皆さん「大丈夫か?」と声を掛けて行く。
木原さんと私の身体を守ってくれたインプレッサはこんな姿になってしまった。ごめん。大島さんによれば「大きな衝撃を右後輪で受け止めてくれたんですね」。おかげでキャビンスペースは無傷。小澤さんが「タイで板金すれば安く付くけれど日本に持って帰ってしっかり直しましょう。元気な姿になりますよ」。
何度も一緒に戦った相棒だ。日本に帰ろう。タイに時間通りに届けてくれた新井さんが、帰りもちゃんと連れて帰ってくれる。小澤さんに直してもらおうな。
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ラリー期間中、仕事で「応援うなぎ」に行けませんでした。
m(_ _)m
そこで先程「おめでとう&残念うなぎ」を頂いてきました。
またクラッシュでは、怪我がなくなによりでした。インプもお疲れさまでした。
喜多見さんへの賛辞は、そのまま貴殿へ。本当にお疲れ様でした。
喜多見さん、優勝、おめでとうございます!
写真を拝見して、なんだかマイケル・マクドナルドみたい!
カッコいい!
そして、師匠。
マシン、かなピー!
うわわ、こりゃ、失礼。
いや、マジで哀しい姿。
小澤さんの手で命が吹き込まれていたことが
伝わってくるようです。
また、元気な姿で帰ってきますように!