寒いぞ!
彼岸も過ぎたってのに何でこんな寒いの! 朝から叔母の件で中野区の地域包括センターというトコロに行く。今や高齢者問題は避けられない状況。話を聴き、改めて高齢者が大きな社会問題となっていることをシジジミ感じました。読者諸兄も必ず直面する問題かと。「人世の最終コーナー」が参考になれば嬉しい。
昼は知人の大学のセンセイが卒業生を連れてうなぎを食べに来てくれた。わがままな松下センセがオーダーした2段うなぎ重を卒業生に食べさせたいのだという。もちろん自腹。領収書も不要という太っ腹です。こういうセンセイに教えてもらった学生は幸せだと思う。僭越ながら社会についてレクチャーさせていただく。
ベストカー編集部に寄って勝股兄と出漁計画について打ち合わせしていたらコーケツ女史が岐阜のお土産を持って来たので、晩ご飯のご相伴に預かる。ひとしきり岩崎弥太郎の話で盛り上がりました。くどいようだけれど、今まで三菱の人も坂本龍馬ゆかりの会社だということを知らなかった。NHKのドラマで広く知られるようになると思う。
TOPで書いた通り、そう遠くない将来、日本は「家」みたいなポジショニングになると思う。能力ある企業や人は海外で稼ぎ、日本にお金を持って帰ってくる。内需は扶養家族みたいなもの。稼ぎ手が家に帰ってきても居心地悪ければ「違う家」に行ったきりになってしまうかもしれません。
考えて欲しい。疲れて家に帰ったら、一生懸命働いて得た給料を金銭感覚ゼロのヨメさんが(政治家)、グレたコドモに(役人)タップリ小遣いやり、3日で使わなくなる健康機具買い込み(ムダな公共投資)、それでいて美味しい晩飯一つ作らない、って感じ。権利はキッチリ主張しやがる。
坂本龍馬の面白さは、幕末にそういった社会のシステムの問題点を考えていたことだと思う。鎖国を続け、世界の流れから置いて行かれた徳川幕府の末期と現在はよ〜く似てます。次の世代を育てることのみが我が国を救うと考えます。
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私の祖母も90近くなって突然立てなくなり(それまでは多少の助けを借りれば身の回りのことはできました)、自分で何もできなくなりました・・・
介護認定も一気に上がりましたが、それでも特養は一生待っても入れないほど。
こんな介護福祉政策でいいのかよ!と自分の身の回りのことになって初めてわかりましたね。
寝たきりになると、普通に仕事してる人じゃ介護は不可能です。
「大金積んで施設に入れる」くらいの冷たくも見えますが潔い家族はあまり問題ないんだそうです。
しかし、親なり親戚に恩返しをしようと介護を一生懸命やってしまう人が大きな問題なんだそうです。
最初は気合入っていてなんとかなるものの、被介護者の要求は日々エスカレートし、睡眠不足で仕事もできなくなり、辞職してしまう人もままいるのだそうで。
しかも、被介護者とだけ接すことになるため、鬱になってくるようです。
最近倒れてしまったという、とある歌手も同じ状態なのでしょう。
だからといって、普通に施設の順番待っていても一向に順番まわってこないのだからどうかしてます。
施設のキャパが増えない原因はやはり、賃金ですね。
介護職というのは激務の割りに年収200万円台でやっているのですから、これもどうかしています。
人相手の仕事ですからもっともストレス多いのに、その賃金はナメていると思います。
その倍の賃金でも足りないくらいだと思います。
偏見かもしれませんが、厚生年金までもらっていたお年よりは20〜30歳台のサラリーマンよりかははるかに余裕のある生活を送れます。
施設の利用料が倍に上がっても入りたい人はゴマンといるでしょう。
それをそのまま介護職員の給料に転嫁していかなくては絶対に介護職員の不足は解消しません。
もちろん、生活が苦しい人には優遇ができる仕組みは必要ですが。
とある統計によると、中学生の7〜8割は介護職に興味があり、やってもよいと思っているが、いざ仕事を選ぶときになると介護職を選んでもよいという人は1割もいないそうです。
そしてその原因はいうまでもなく、激務の割りに賃金が安いということです。
それがすべてだと思います。