嵐の前

台風に備え もやい を増やすべくマリーナへ。11時くらいに着いたら拍子抜けするくらい好天。風も無し。そんじゃ船底についた稚貝を落とすべく海に出ましょう、と浦安沖まで行ってみた。するとどうよ! 驚くほど多くの本船(フネ用語で大型船のことを本船と称す)が台風に備え湾奥で停泊してます。

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11時30分頃。波も無し!

岸壁で大波を受けると船体が壊れてしまうため沖に出てアンカリングし台風をやり過ごすのである。船乗り達は台風来ることを知ってます。考えてみれば飛行機や鉄道もキッチリ認識しているようで、欠航や間引き運転など完全に台風来襲に備えている感じ。それにしても気持ちよい海である。

天気予報無い時代なら、釣りにでも行ってしまったろう。天気予報技術が確立する第2次世界大戦までは多くの人が被害にあったと思う。ヨットの状況を見て頂ければ解るとおり風すら無し。マリーナに戻り、もやいを2倍にしフェンダー(空気の入った緩衝材)も2つ加えておく。風波に強い夢の島マリーナならこれで十分かと。

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普通の休日ですね

16時くらいから天候が急変。あっという間に悪化していく。もはや上陸は目前なのにNHKはタイトルで「上陸のおそれ」。この場合「おそれ」の意味は「懸念」を示すんだと思うけれど、速度に乗った台風がそれる確率なんかゼロ。もっと強く「上陸するので注意!」くらいのメッセージは出すべきだ。

強い台風の割に被害少なかったのは進路がやや左寄りとなり、左半分が紀伊半島の山に掛かったから。ここでパワーをドンと落とした。右寄りのコースで海上を進んできたら、もっと大きな被害を出したことだろう。それでも海ほたるは23時台に風速30m以上吹くなど、大荒れでした。

うなぎ屋は電車が止まることを想定し、19時に閉店。帰ってTV見たら「強い風に身体ごと持って行かれそうになります」という国が指定したのか、どこも同じ表現。もう少しオリジナリティを出せばいいのに。クダランのでイモトアヤコさんがマッターホルンに登った『イッテQ』を見る。タイしたモンだと感心しきり。

我が国のTV局で最も数字を取れるスタッフはバラエティをやっていると聞く。そりゃ各局横並びのニュースより、人気番組を作れば出し抜けるバラエティの方が重要かと。もう少し柔軟な思考を持った人材をニュースに投入したなら日本はよくなる? いや、予算分配に差が無いNHKのニュースはなおアカンわな。

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3 Responses to “嵐の前”

  1. motocompo より:

    私も気象庁はじめマスコミの「上陸の恐れ」の表現だと上陸しない可能性があるような違和感を覚えます。「上陸見込み」でよいかと。
    さらに気象庁のサイトの台風予想円の現在位置が1時間30分も前なのはいかがなものかと。コンピュータ化されてるのだからリアルな状況を伝えるべきでしょう。
    そして暴風圏に入る時間帯リストに至っては6時間ごとのセルに75%とかの確率表現でまったく使えない。
    去年の東日本大震災での「津波第一波10cm」を速報した賢明な気象庁の方々コンサバティブになってるのですね。
    PS:地域ごとの台風到着時の天気予報のページ「弱い雨」の表現はどういうこと?

  2. Tomi@群馬 より:

    マッターホルン、見ました。すごいです。
    ヒマラヤ、がんばれ。
    うちの娘、免許取得半年でスピード違反で切符頂戴
    しました。小生に似たのか、調子に乗って運転して
    いてです。
    注意しようとしていた矢先の出来事で、かなり凹んで
    ました。
    ちょっと前に、ブロック塀と“スリスリ”し凹み
    スピード違反でまた凹み…
    人に迷惑掛けなかったので、良しとしなければと
    反省しておりました。
    親の私も反省しております。

  3. applefanjp  より:

    テレビ局の番組って
    小学校の遊びみたい・・・。
    流行り廃りが順繰り順繰りの繰り返し。
    違うのはタレントとその場・・・。
    やっぱり、我が家ではあんまりテレビをつけないのは正解だと思ってます。

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